とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

負けるな、農水省(おかわり!)

まだ5月の総括には早いですが…牛乳パックやカップのゴミの量を見ると、5月で牛乳やヨーグルトの消費量が恐ろしく大きく増えたことを実感した日でした。

 

農水省の忠実なる僕…ではなく、お世話になっている農水省の皆様、その向こうにいる酪農家の皆様を応援するいち事務方として、引き続き消費を通じて貢献したいものです。

勿論、ゴミ収集の皆様の過大な負担増や、文字通りの食い倒れに繋がらないように…という前提の下に、ですが。

 

…さて。

固有名詞は出しませんが、某女優のお気持ち表明?の画像を知人よりいただいたので、独り言で色々とカウンターを用意しておきたいと思います。

テラスハウスの方が話題になったタイミングで表明する辺り、卑怯だなと感じる…とかは略します。

 

①「誰か一部の人の意見で物事が決まってしまう」「賛成、反対だけでなくその間にある声も聞きながらベストを探っていく時間が必要」

 

私の聞き及ぶ範囲では、農水省は「種子を守る会」=改正反対派の幹部も呼んでのオープンな検討会を複数回設けた、と伺っております。

※参考 「優良品種の持続的な利用を可能とする植物新品種の保護に関する検討会」→https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/kentoukai/kentoukai-top.html

賛成・反対・その間にある声も聞いていますが、ベストを探らずにゴリ押したというご主張の根拠は何でしょう?

 

勿論、検討会だけで周知が十分ではないのは、所謂ハッシュタグに便乗した方々の多さからも理解していますが…どの法改正をとっても、万人に周知するというのは難しい話でしょう。

いずれにせよ、一部の人が決めた〜という部分こそご自身がおっしゃる通りの「MISLEAD」という話ではありませんか?

 

コロナショック時にどさくさ紛れ〜という話もありました。今国会の提出法案は開会する1月には一覧のリストが出回る+勿論改正案も載っています。

緊急事態宣言前、3月初頭の時期には今国会で改正をする(審議よろしくね〜)の旨、大臣が述べていたはずですよ。所信に対する質疑だったかな…議事録を検索すると引っかかるはず。

 

※規制改革推進会議(or未来投資会議)に押し付けられた論は…毎回芸がないなぁ〜とだけ。

 

②「伝統野菜を作っている農家、こだわりを持っている農家が笑顔で仕事ができることを祈る」

 

登録品種と一般品種の違いを認識せずに(以下略

在来種はどちらに入るのかを認識せずに(以下略

※正直2回書くのが手間なので、こちらをご覧下さい →http://toarujimukata-s.hatenablog.jp/entry/2020/05/21/133046

 

まぁ、百歩譲って登録制度がザルなら、少し在来種をいじった物を登録品種にされちゃう!という農家の懸念も然りでしょうが…そうだ、という話も聞き及びません。

あと、某議員批判ではないですが、伝統農業/伝統野菜とかにある「伝統」というワード、いったい何を指すのか全く分かりません。

※流石にないと思いますが、改正した瞬間に海外企業がガンガン登録制度を悪用して侵略してくるぞ、というファイナルなRPGでもプレーされてるのかな…?

 

誹謗中傷は宜しくない、法的措置など厳しく向かいあって然り…それは同意するところです。が、

健全に語り合う前の段階で、偏った立場から改正をすれば農家が困窮する〜とかレッテル貼りした人が何を言うか…という反応をする人は少なくない、ということ、祈りを捧げる前に是非ご理解をいただきたいものです。

※まあ、↑の過去日記のように、①個人農業権派と②知的財産権派は会話が成立しないケースが多いので、理解を期待するだけ無駄だと思いますが… 

 

 

援護射撃をしたくなったので、筆を執りました。

こうもやられっぱなしは悔しいものですが…これをバネに、臨時会で頑張りましょう!