別な業界の話。
4時間を超える記者会見を完遂したことは私は素直に評価していいと思います。
また、公の記者会見で「甘やかされてきた」記者が大変失礼な態度をとっても、真摯に対応に当たられたヒガシ・イノッチこと東山・井ノ原さんはお見事だったかと。
追及する自分にいつも酔っていて本当に気分が悪いものです。
ひとつだけ理解できないこと。
割と早い段階でしたが、ノンフィクションライターの方が「株式会社ヒットラーや株式会社スターリン(ヨシフ=ジュガシビリ)に匹敵」という質問をしたこと。
ネットは元から男性優位=ジャニーズについては批判する風潮ですが、この比喩が適当だ、という声が多いのが解せません。
(某一般社団法人の是非はさておき)女性の性被害者については「私たちは買われた笑」「後出しじゃんけんだ」というのに、ネットミーム的な「校長」には甘いのに、相手がジャニーズだと何故被害者側に全面的に付くのか?
そもそも民族浄化・内部粛清・大量虐殺のオンパレードで今なお恨まれている者を比喩に使うのは、それなりに本を書いてきたライターにしては、あまりに語彙がなさすぎるのでは。
ジャーナリズムは(この場合はユダヤ民族=ヒットラーを恨む方々やイスラエルなど)タブーなく切り込めというのは、先の青葉放火事件の匿名報道への批判といい、あまりに自分達のことしか考えていない。
むしろそうした戦争指導者による暴虐を今も恨む人達の怒りを、全く畑違いの本件に絡めて無用の危険に晒しうる。元広告マンならそうした想像力くらい働かせたらどうか、と思いました。
ここまでに。