とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

ランプが点く日は来るのか

3日間の臨時国会を巡って色々と話が出る今日この頃です。

誰がやってもやっかみは有るでしょうが、流石にその人が追悼演説を読むのは、私としてもいまひとつ…遺族(未亡人)の希望というならやむなしなのか…?


そもそも3日間がおかしい、という意見もたまに見かけます。話すことが多いだろうと。

しかしながら、参院選後の臨時国会は会期3日(土日含めず)で参院の再構成をするもの。ひと月という幅は、まあ無理でしょう。


酷暑もあります、各自ご自愛ください。

 

 

この3日間に来るか来ないかで話になっている方もおられます。

質問主意書で活動すると言っているからいいじゃないか」「登院を強要しオンライン化を進めないのが時代遅れ」という意見も良く見ます。


こうした意見に、私は全く賛同しません。


質問主意書については与党側が提出自粛しているように、提出された1件1件が大きな回答関連負担を政府(の中の事務方)に強いるものです。濫発は好ましくありません。

中身も、しっかりと国政上の課題について使われるならまだしも、かの方の姿勢を見ればそうした使い方はあまり期待できないものです。

(上記の都合からも、主意書の数で議員が働いているか否かを評価するのは論外だとはっきり明言しておきます。)


後者については、テロ・大災害・感染症等の緊急事態で登院できないケース、産休育休等のケースなら一理あることですが、

自業自得で海外にいる方が議場に来ない言い訳に使われるのは甚だ心外です。

 

素行不良の議員もおりますが、やはり国会は「実」としての立法機能を持つと共に、「名」としてセレモニーを行う場でもあります。

そうした二面性を理解せずバッジを付ける位なら辞退してほしいものです。


おまけでカウンターを入れておくと…


れ新の身障者の議員(舩後氏・木村氏・天畠氏)を引き合いに出して、「登院しなくても議員として活動できることの問題提起」なる主張をされる方もいますが…

身障者を含めたバリアフリー社会構築の為の参画(特定枠による当事者送り込み)とただのサボりは全く別の次元のお話です。


居眠り議員も(北区のかの方は支持しませんが)常時寝ている訳ではありません。

地元回り、政策研究等の仕事をした結果なら多少は看過していいことと思いますし、そもそも登院していなくていつ起きてるかすら分からない人に云々される謂れは…


じゃあ除名すればいいじゃん、

という意見もありますが、これも難しいでしょう。


(会期3日では議長の登院要請もできないので、秋の臨時会対応になるでしょうが、)残念ながら御仁はドバイ?におり、院内での素行不良ではありません。

よくて辞職勧告でしょう。(もうひとり同党の議員がいるので、こんな事案でも全会一致とならないことも笑いものですが。)

 

そもそも「どんな人物であれ、民意で選ばれた者を多数派が排除する」という前例を一つ作れば、今後の運用のハードルが大きく下がってしまいます。

その点では共産・沖縄等、体制からの弾圧を過剰警戒する会派は尻込みをするかもしれませんし…与党寄りの私でも相当慎重に考えるべきだ、と思っています。


やはり、どこぞの銀バッジといい、出処進退は自分で考えるべき+相応しくない者は自発的に去るべき、というのが大原則でしょう。

参院が多様性の府・少数民意の府であっても、そうした誇りや矜持を持たぬ者を国民が選んでしまったことは、高校時代の恩師がよく使っていた「戦後教育の失敗作」なのでしょうね。


今後の展開も追っていきます。

ここまでに。