「非難決議って意味あんのかよ」
こんな声をエンタメ界隈は勿論、学友からも聞いてしまってショックでしたので、私なりの気持ちの整理を。
- 「国会(議会)は実利だけを追い求める場所ではない」
これがまず大前提にあるか、ないかが違うと思うのです。
よく若いエコノミストが合理性がない~だのヤ○ーでイジメてくるのですが、国会(議会)は
①立法機能(実)
②セレモニー(名)
この2つを併せ持つ場だという理解がないと、何をやっているか分からないと思います。
- 決議自体は②(はっきりとした拘束力はない)だが「やらないとまずいもの」
拘束力なくも、全会一致の決議が海外の国会(議会)や行政へのメッセージとなるのは言わずもがなです。
逆に、こうした動きがないと、日本の国会(議会)は侵略OKなの?という勘繰りをなさる方もいるのです。
野党の会派側からすれば、侵略事案に対しては与野党関係なく動くんだ、というアピールが可能です。
夏に選挙を控える参議院に関しては、特にここで存在感を示したい/支持者に広く訴えたいところ。
- それでもスタンドプレーする人は出てくる
ここなんですが、実は全会一致の為に、
「どうしても反対する方々に頭を下げて、一時離席=棄権してもらう」
という裏技があります。
国会で反対会派がいたというのはニュースになりましたが、そうした要請はもちろん決議なので、こっそりなされていた訳で…
全くスルーして謎行動する輩たちが出たのは想定外。まあ、そんなものか…
阿呆とまで言われたのでちょっと向きになったりもしましたが…
まあ合理性を求める人からしたらこちらこそ奇怪な謎行動に見える、それもひとつの価値観なのかもしれません。
とりあえず、私なりの頭の体操でした。
3月も騒がしいですが、元気に行きましょう。