とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

万年体操

話のネタが専ら「再流行か?」と「解散風か?」という今日この頃です。

 

前者については無駄に慌てず、先般より申し上げている通り派手に動かない、慌てないが良いのでは。
観光の件はやるべきですが…1、2週間の様子見/準備期間を置いて、というのも然りでは。地方の医療体制等の事情も考えると、一部首長のNO発言もやむなしです。
※何かあると署名だ、ハッシュタグだ、と騒ぐのも肝心な時に効果を失う(狼少年化する)のであまり…

 

後者に関しても色々と記事、噂話は拝見・拝聴します。
結局は上の方々がいつ信を問うor満了まで待つかを判断することですので、(梅雨や猛暑期は流石に勘弁してほしいですが)意見は控えましょう。


総選挙が近いということで、またまた「身を切る」改革をもっとしろというご意見も拝聴しました。
恐らく発言主は、議員周りのお金(歳費ほか)=無駄という立場(維新?)なので、そもそも私とは相容れないのでしょうが…

 

<以下、頭の体操>

 

  • 比例は無くすべきか

衆の並立比例については、小選挙区の惜敗者も送り出せる、拘束名簿を使えば比例単独で有能な人も送り込めるので、私は無くすべきではないと思います。
参の比例については、政治団体等を通じた国民の意見集約、衆と違った少数意見汲み上げもあるので、(一時的な増減さておき)無くすべきではないと思います。

 

  • 定数を削減すべきか

衆参ともに較差是正が求められる現状で大幅な削減は難しいでしょう。都会感覚では分かりづらいですが、地方からすれば国政へのアクセス権が減っていくことになります。
また、上記の理由で衆参の比例を無駄とは思わないので、比例をガンガン削るのにも反対です。
※ブロックなら大丈夫という説明は論外(確かにご主張で計算すると参でも1倍台になりますが、ブロック導入に伴う候補者へのアクセス権とかは度外視なので…)

 

  • 定年を導入すべきか

少しずつ若い議員も増えていますし、100年時代のスローガンの世の中、法による線引きよりも各自が自発的にやればいいのでは、と思います。
実際に野党側が若い気鋭の候補をぶつける、与党側もその勢いに勝つために世代交代だ…という工夫が発動している地域もあります。

 

一院制の方が決定がスピーディーだというご主張、裏を返せば、何か道を誤っても修正がかからないということになるのではないでしょうか。
貴族院から続くハウス周りの歴史、各県の意見+比例による集約・汲み上げの機能もあるので、定数削減の一環で軽々しく主張されるのは如何なものかと。

 

勿論、問題を起こす議員が報道される→政治家への不信が高まる→歳費ほか=無駄という流れはあるので、その点は政治側が気を引き締めなければならないのでしょう。
ただ、報道で取り上げられる一部だけを見て「何もしていない議員が多い」というのは、現場の苦労を知らな過ぎるのではないか?と思います。

 

あと、議員の格付け?に、

  1. 質疑に立ったか
  2. 議員立法を出したか(賛同者含むか不明)
  3. 質問主意書を出したか

という基準(①~③が0だと3ゼロ呼ばわりされるらしい)があるようですが…

 

  1. 質疑は、会派の人数/会派内の人間関係があること、立っても中身が…ということもあるので、仕事をしている基準にならないのでは?
  2. 議員立法は、法制局や関係省庁との調整あり簡単ではないですし、「成立さておきポーズで出した」ケースもあるので、同じく仕事を(略
  3. 質問主意書は、与党側はレクで事足りる+行政側の負担を考えて提出を控えていること、出しても中身が…ということもあるので、同じく(略

という理由から、この基準はあんまり当てにはならないと思っています。某NPOには申し訳ないですが。
※三ツ星表彰されたけどやらかした人がいる?とかは言及しませんよ。知ってはいますけど。

 

<以上、頭の体操終わり>

 

この辺りは立場(所属する組織、支持政党等の思想信条)で変わる、絶対的正解はない話ですが…
せめて受け売りではない、自分の意見を持ちたいものです。

 

ここまでに。