とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

ふと思う 電気の話

地球温暖化を止めるために、太陽光パネル発電なんかやめて木を植えよう」

若い方ならともかく、年上の方からこんな話を聞いて首を傾げた電気代高騰の夏。

 

昔お笑い芸人の女性が「アマゾンは日本の肺」と言っていたのに困惑したことを思い出しますが…

植物の光合成にも限度があるし、光合成が呼吸を上回るレベルまでへの森の成長は多分私の人生で見届けられないだろう…要は緑があればいい、という簡単な話ではありません。

(勿論、ボルソナーロさんが好きそうな、故意に森を燃やす行動の是非は別として…)

 

だからといって、太陽光で本当に元手取れるのかというのも不安要素。

パネルの出元、寿命、設置場所の確保…鬼怒川の件などメガソーラーにアレルギーのある方々の気持ちも考えれば、絶対的に太陽光を信じる側にも与しません。

 

某氏で話題の洋上風力もプロペラをどこに置くか(海洋生物への影響、バードストライクのような鳥類の巻き込み等)がありますし、地熱の活用も立地の地域が限られる(使いたい範囲が国立公園に被るとか課題あるようで)他の課題がある。

火力依存率は下げるべきでも、どこぞの自称ジャーナリスト魂!のように理想論と悪口を垂れ流すのではなく、色んな方策を漸進的に進めるしかないのではないか、と。

 

CO2を地中に埋める、別途活用する技術というのもあるでしょうし、牛等の草食動物からの排出メタン等も餌他で抑えていかねばならない…

為政者側は色々と考えなければならないことだらけですが、どうかめげずに、毀誉褒貶に一喜一憂せずに取り組んで欲しいものです。

 

いち消費者としては電気代が安いに越したことはないのですが。ここまでに。