調べ物をしながら、色々と整理をしていました。
ちょうど一年前に日記を書いた豚コレラも、沈静化どころか中部地方から山梨県、埼玉県まで波及しています。
誰が持ち込んだ、誰のせいだという犯人探しはさておき、どう事態を収拾するかが悩ましいところ。
ワクチンの接種を躊躇うのは非洗浄認定→輸出難、逆に他国からの輸入外圧が強まるからか?と考えていましたが、そうした発想だけではないようで。
農水省曰く、「ワクチンを接種した豚は発症しない」ものの「十分な抗体を得るとは限らない」のでそこで万事解決にはならないそうです。
※ご参考 農水省「ワクチン接種のメリット・デメリット」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/attach/pdf/index-250.pdf
(私個人としては、最後の莫大な費用〜というのはあまりお役所から書かない方が良い気もします。)
確かにインフルエンザのワクチンも100%効く訳ではないし、ワクチン効果を過大評価しがちな考え方は反省せねばなりませんが…
かと言って、本件を機に廃業する畜産農家の方々も少なくなく、また発生した府県への風評被害も悪化しかねません。
発生県に埼玉や福井があるから贔屓をするわけではありませんが…一刻も早い洗浄化を政治の力で成し遂げなければならない話です。洗浄化した国の事例に倣うとか、何かアプローチはあるはず。
逆にいち消費者サイドとしては風評被害に惑わされず、かつ日々購入している豚肉もあって当たり前と思うなかれ、と反省しなければならないのかな、と。
千葉の台風被害、中部関東の豚コレラ、いずれもまだまだゴール見えぬ話です。注視して参ります。