とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

Remember 〜ing

中学をふと思い出すと、「Remember to〜」と「Remember 〜ing」は違う、という頻出問題がありました。

前者は「忘れずに〜する」という将来、後者は「〜したことを覚えてる」という既往、という問題です。懐かしいですね。

 

金曜はランチタイムに足をのばして、半年振りにある場所を訪れたのですが、店主が私を覚えてくれていたことに感動しました(笑)

常連という程通ってもなかったのですが、こういう律儀さというか細かい気遣いが垣間見えるのは嬉しいものです。

 

相手を覚えているか否か、ということは業界を問わず大きなポイントになります。

会話の糸口になるのもさながら、相手に対して「あなたのこと、ちゃんと覚えてます」という明らかなメッセージを届けられる。それだけで心象も変わります。

 

名前を忘れた場合にはさり気なく聞き出そうとするテクがありますが、一番大事なのはやはり覚えていること。

氏名などの固有名詞、顔の印象、会話した時のエピソードや思い出など。秘書検定あたりには出てきそうですが。

 

されど、「過ぎたるは及ばざるが如し」。

 

ついつい「あんなこともあったよねー」と引用したエピソードが、相手にとっては△だった、そうでなくても、言い方が誤っていた場合。

逆に不快感を与えてマイナスからのスタートにしてしまっては、元も子もないこと。

 

昨今の己の言動で、「◯◯したこともあったね(アレがあったから頑張れたんだ)」と言ったつもりが、

相手側には「あのことまだ根に持ってるの?」

と受け取られたかもしれないものがひとつありました。猛省事項です。

 

能力は、適切に使えてこそ価値のあるもの。

記憶を大事にしつつも、記憶に溺れないように考えていきます。