とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

上がらざるもの

数字というのは、つくづく魔物だと思う今日この頃です。

もちろん、お金にせよ成績にせよ、多い/高い方が嬉しいのは私も同じですが…

 

ここ数日、調べていたのが投票率の話。

つい先日、当確したての宮崎県議(みやざきごいち先生)にインタビュアーが投票率の低さについて問うていましたが、それにしても40%を割った県の多さは気になりました。

 

※4/12追記

40%を割った県→埼玉35.52、千葉36.26、愛知37.01、香川38.40、兵庫38.64、広島39.75、宮崎39.76(総務省より)

 

当然、投票して意思を示さない人=白紙委任だから無視して可だろうという見方もありますし、投票率が低ければ組織立っている側に非常に有利だという話もあります。

されど、選ばれる側の人間としては勝っても正統性(legitimacy)の不安定さは気になりますし、無党派層や無投票層の考え方を読み違えればある種の独り善がりに陥りかねません…

 

期日前など色々サポートもある以上、投票を義務化する論もありますが…意思表示というのもまた自由になされるべきもの。

有権者教育など、皆が自発的に動きたくなるようにお膳立てをするのがやはり結論なのかなと…低さを声高に指摘するのも、愚民観的で好きではなく。

 

こんな話をすると、日本も若い頃からディベートを…という方も寄ってくるかもしれませんが、あんまり急に変えればついていけない方も出て来ます。

喋る、自己主張が得意でない子どももいます。全てにハマる万能薬は、やはりないものですね。

 

ともあれ、しっかり働いて政治に距離感ある方にも興味関心を持ってもらえるよう、政治家や我々事務方が汗をかくのは欠かせないのかなと…県議の受け売りですが。

地味で面白くないので報道されずに陽の目を見なくとも、徳を積む修行のつもり?で頑張りましょう。

 

つい先日齢30となり、また若いクリエーターさんが突然亡くなったニュースも耳にして、夜中に「死」について考えていました。

今当たり前にあるこの意識がなくなるとは果たしてどういう事なのか、全く想像がつきません。

 

自覚さておき緊張感からストレスフルな仕事だからこそ、日々余計に楽しいものを見つけ、また新しい刺激に触れ人生を満喫しようと。

何が起こるかは分からないからこそ、時に苛立ちもしますが、トータルで見れば面白い。

 

とはいえ、長生きはしたいので今からしっかり不安要素はケアしていきます(笑)