賛成派も反対派も元気になる一日でした。
私の身の回りにも「70年も同じでいいの?」から「媚中総理が信用できない!」まで色んな意見を見ましたが…
皆様、何の改憲に賛成・反対してるの?
私の経験則では、9割方が
- 自衛隊関係(要は9条)
- 緊急事態条項(対応でもいいけど)
であり、保守派は最初のこの2つだとこだわり、反対派は戦争できる・濫用できると猛抗議。
凄くわかりやすい構図ではあります。で、近年はカルトやら政治資金やらで、反対派が優勢。
そんな声で埋もれてしまうのですが、
やはり私が真摯に取り組んでいただきたいことは【投票価値の平等の要請の是正】です。言葉を選ばずに言えば、正義ヅラで選挙の後にいちいち裁判やっているアレを何とかしろ、ということ。
衆院は区割審法でアダムス方式+自治体の区割りを尊重して2.0倍未満、という下院らしい「多数の民意を尊重する」形になっているので
参院は合区とか変なことをやってないで、平等と違った方向性、「多様性=過疎地域や属性代表の民意を汲み取れ」という方向性で衆参の二院制を続けて欲しい。
そうした合区解消(第47条に参院の特性を書く、前の段階としてでも第92条に都道府県・広域的な地方公共団体の文字を入れる)を掲げる改憲も、もう少し派手にぶち上げてほしいところです。
勿論、平等要請が衆院より後退する部分で、何か手放す≒参院が衆院側に劣るようにする。現状の参院は対等すぎるぞ批判は確かにそのとおり。
(私は参院からは政務三役を出さないくらい、やってもいいと思いますが)
現状悲しいことに合区解消で党内がまとまってるのは自民くらいであり、
公明・共産は組織戦術が有効なブロック制を較差是正のお題目で主張、
維新はブロックからの道州制+参院議員・知事の兼任容認など関西支配の拡大を主張、
立憲民主は小西洋之・篠原孝先生のような地方派と弁護士系の是正派が割れていてまとまらず、
メディアでも「法改正でも対応可能」という一文で片付けられてしまっているのが現状です。
なお、地方に強い自民が党利党略・既得権益で都道府県単位の選挙区を求めてる!って反対するところまでセット。
政治資金の話もあり、また衆院選も夏か?秋か?と近く…選挙関連は言い出しづらいテーマであることは私も理解しています。
固有名詞は控えますが、石川全県代表議員の片方が県庁で張り付き+情報整理、他方が中央と交渉する棲み分けをやっておられましたが、こうした対応が合区・ブロック・道州でできるのか。
過疎地には票はないと、ますます切り捨てられていくのではないか。
そうした方向性を、お決まりの裁判ごとに加速をさせていいのかは、議員先生方にも国民の皆様方にも、よくよく考えていただきたいのです。
自衛隊や緊急事態の改憲議論を不要だとは決して言いません。でも憲法問題、14条他と現に争ってる問題のことを、忘れないで欲しいのです。
ここまでに。