とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

引退論

補選云々が騒がしい火曜日でしたが、私にとっては「引退」の在り方をふと考える日でした。

 

趣味や娯楽といった自己都合自己完結のものを何かの契機できっぱりやめるケースなら、周りに相談/報告をせずひっそり消える方がベターだと思っています。

この場合には引き止められてしまい決意が揺らいでしまう、結果としてなあなあに、キツく言えば引退詐欺になってしまうことが多いので、黙って立ち去る方が確実性が増します。

 

他方、スポーツ選手や芸能人など、他者を支えて/他者に支えられての公的性格が強い生業は、お世話になった方々へしっかり報告する等、礼を尽くした方が良いでしょう。

少し前、巨人・阿部選手の引退会見もありました。引き止めたくなる寂しさもありますが…第二の人生を歩もうとする方の場合は、邪魔をせずに皆がその重大な決断を尊重するべき話。

 

本題に入ります。

ある有名人の女性が唐突にブログ/バラエティ番組で引退宣言をして、その前にお世話になった方々に話を通していなかったという案件が、流石に不義理が過ぎるのではないか?という話題です。

 

もはや口癖になりつつありますが「立場が変われば見える景色も変わる」ので、私の知る事実が全てではありませんが、

外野から見ていると、バラエティ番組に出演する前にやるべきことがあるのではないか、確執あるなら溝を埋める本人の努力が必要だったのでは、と思うのです。

 

人生に関する決断は尊重さるべきでしょうし、去る人を悪く言うのはどうあれ宜しくないので、この辺で止めますが…

私だったら順番が違うだろうな、と思う次第です。力の源泉は己が才ではなく、自分に寄せられる期待や信頼なのですから。

 

自分の立ち位置と違う人から見た景色は、果たしてどう違うのか。

…常に想像力を張り巡らせよ、という反面教師に、ですね。