帰りがけに「日経電子版」の広告を永田町駅でよく見かけます。
横山三国志は官渡の戦い(曹操vs袁紹)という大事な戦いが以下略の扱いにされていたりしていますが、全体的にはとっつき易くおススメの漫画作品です。
永田町界隈は実に朝が早く、明日も議員出席で朝8時から会議がセッティング。
年を取ると必要睡眠時間は短くなるから早起きになるというのはわかりますが…20代の私より朝から元気ハツラツな方々を見ていると、つい「老いて益々盛ん」が頭に浮かびます。
いやいや、若者には若者のプライドがありますし、体力で負けてはいられません。
重い身体を、ブラックコーヒーで無理やり覚醒させてでもしっかり頑張りましょう…夜更かしも大概に。
「老いて益々盛ん」で有名な武将、黄忠は関羽との手合わせ中に落馬し討たれそうになるも、馬を替えて再戦しようと関羽に見逃された話がありました。
黄忠もこれを恩義に感じ、得意の弓矢をわざと関羽から外し、弓での不意打ちをしなかった…という話。
もちろん演義ならではの創作のエピソードですが、こういう実力派同士のフェアプレーを尊ぶ精神、人間力というのは今の世も重要だと思うのです。
ついつい楽な方向に、実利第一主義に逸れがちな今だからこそ、余計にそう思います。
さてさて、永田町と老年といえば…
最近「議員の定年の是非」というテーマが話題になっています。
特に自民、次回参院選前に定年70歳をオーバーする比例候補が9人も居るが、公認するのか?という報道がありました。
来年改選の方々の中には、何人か適性に疑問符がつく御仁も居ますが、私は70歳という年齢を以て排除する/しないを判断すべきではないと思います。
固有名詞になりますが、JP(郵政)の柘植先生やJA(農政)の山田先生、医師会の羽生田先生などは、話を聞いていて70代っぽさを感じない位です。
むしろ、40代〜60代でもっと話し下手な、マイクを握らせると票を減らす猛省すべきおじ様方を何人か知っています(笑)
また、(私は正直このスローガン嫌いですが)政府与党が人生100年時代と打ち出すならば、議員が70代で生き生きと働く手本を示すのも必要ではないかと思います。
若返りも勿論必要ですが、無理やりに若返りを優先させては、該当者が蓄積した経験値喪失のマイナス影響が大きいのではないかと。
色んな要素が絡む話ですが、どうあれ年齢の数字だけを見て判断が下されないことを期待しております。