とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

プレミアムフライデー(仮)

オウムの死刑執行や文科省幹部の不祥事(東京医科大学の不正入試+JAXA)、大臣と仮想通貨…様々なネタが飛び交った永田町でした。

7月もあと4日というのに、外の暑さに負けない熱さがあるのが、不謹慎な表現かもしれませんが、中々興味深いものです。

 

死刑については、私は存続派です。確か一部の私大を除いて廃止派が多数なので、大学入試で割を食う側です。

 

冤罪については刑確定後に検証期間を設ける、諸外国の趨勢は宗教等の違いがある…残酷だという感情論は相手にせず、などなど。

むしろ公に近い側の考え方からすると、テロ等有事の際に凶悪犯が存命していることで生じるリスク、死刑を無くせば「飯と住処に一生困らない」と他者が凶行に走るリスク等、マイナス面からモノを考えてしまいます。

刑事裁判なので遺族感情論は持ち込みませんが…自分が大切な人を失ったら、果たしてそう冷静でいられるかはまた別な話。

 

廃止派の発言も拝見しましたが…正直、攻め方が下手だなと思います。

 

私なら、死刑相当の凶悪犯が生まれてしまったのは国の教育や人格陶冶の失敗、社会復帰不可という結果に至ったのは敗北なんだという痛いポイントを突くのですが…

うーむ、残酷だとか、国家による◯◯だとか、どうもアジテーションというか攻め方が下手な気が…

ただ、海外で学んだり私より広い視野を有する友人知人には、また違った廃止派がいるかもしれません。色々勉強させていただきます。

 

どうあれ、ある種一番辛いのは執行する現場の人間、そしていちいち死神呼ばわりされる法相です。

凶悪犯とて、命は命。それを止めることによるストレス、十字架を背負う覚悟に、素直に敬意を表したいと思います。

かのBLEACHが最近実写映画化されましたが…死神と呼ばれるのはフィクションの世界だけで十分でしょう。楽しめる世界に留めて欲しい。

 

仮想通貨の件は不勉強+野田総務相が秘密主義なこともあるので、私はむしろ文科省の話題を追いかけていました。

 

非常に面白いことに、

・反政権寄りの方は「現政権のトップが緩んでいるからこうなる」と攻める

・政権寄りの方は「元次官の自称正義みたいな奴が居たから弛んでいる」と攻める

と、同じ現象を違うベクトルで捉えています。こういうのが難しさでもあり、面白さでもあります。

 

私はもちろん、政治家や有識者、新聞や事情通の方でも、「この人の言うことは絶対に正しいんだ」ということはあり得ない。

まして「私は絶対的に正しいから信じろ」なる態度は、到底理解することは出来ません。

 

以前「アメリカンスタイルは自分の主張を絶対的に正しい前提で語るし、おかしくはない」なる反論をいただきました。

が、まずここは日本であって海外アメリカの話をされても困りますし…そもそも思い込みと事実は異なるもの。無責任には変わりない。

 

卑怯かもしれませんが、だからこそ一歩引いて物を見る、時には相手側の話も聞いてみる余裕が必要ではないかな、と。

安倍総理や枝野サンを妄信・狂信する方が思考を放棄する分、遥かに省エネというか楽チンとは思いますが、そこで自力で考えるのが人間の醍醐味でしょうと。

 

そんなことを夜に考えた、プレミアムフライデーでした。

服想う夜

昨日は政治一色だったので、今日はファッションの話をば。

 

薄いグレー系のスラックスが欲しい、と思っていたら、ファッションサイトのDcollectionさんから丁度スラックスのメルマガが届いておりました。

 

ラッキーと思ってリンクを開くと自分のサイズだけ見事に売り切れ。やはり世の中そう上手く回りません(泣)

1サイズ上も考えましたが、太るつもりもなくベルトをキツく締めるのも嫌なので、暫く様子見です。

 

Dcollectionさんは元々コーデ初心者だったことから見始めたサイトですが、最近はそれに加え福井県繋がりという点も意識しています。

是非今後とも、福井から魅力あるファッション情報や商品を発信していただきたいですね。

 

ユニクロの感動パンツも好評さくさく。

動きやすさも要求される仕事なので、こうした機能性が高いスラックスの方が夏のジャケパンスタイルには丁度良いかもしれません。

 

他、アダムエロペのワイルドライフテーラー等も眺めていました。

せっかく都内に住んでいますし、足を伸ばして恵比寿の店舗にも行ってみたいですね。

 

そろそろ30の大台。人に見える部分だから手は抜かず、されど背伸びをし過ぎず、更に没個性にもならない生活を心がけていきます。

費用面では、メルカリやセカンドストリート等も活用するのも知恵でしょう。新品・未使用の掘り出し物を見つけるのも中々楽しいです。

 

洋服なんて着られれば良いと考えていた頃や、実家住まい故に親が気遣ってくれた頃と比べると…悩みもありますが、それ以上に面白い。

洗濯やアイロン掛けといった服関係の家事を、全て自分でやるようになったのも愛着の所以と言えるでしょうか。

 

…他方で、人に見えない部分はどうするのか?という話もまだまだあります。

ファッション関係のアンケートを答えていると「そこまでやるか?」と、たまに思ってしまいますが…

 

ソックスも黒一色が基本ですが、派手すぎない柄があるのも足元のお洒落。

ワイシャツの間に着るインナーシャツはグンゼユニクロで通気性を。体温が高く、汗もかきやすい体質ですので、通気性は死活問題。

 

いやはや、考えたいテーマはまだまだありますが、お恥ずかしながらやらねばならないことは他にも山積みです。

今更ながら、まだ水曜日。土日や夏の閑散期にゆっくり考えましょう。

出る人/出ない人/出られない人

埼玉の花咲徳栄の甲子園出場を喜ぶ他方、今日は「三者三様」という言葉が頭に焼き付いた日でした。

 

今日はオール政治的な話になりますが、ご容赦ください。

 

 

①「出る人」

 

来年1月で80歳になられる参議院議長が、来年の参院選に出馬されるご意向と聞きました。

勿論、ご本人やご当地北海道の皆様が判断することとは思いますが、一個人としてはちょっと思う部分があります。

 

立法府の長は、衆の伊吹先生や参の山崎先生のように議長退任後もいち議員として活躍される方もいますが、やはりキャリアの終点であり、最高の名誉。

だからこそ、推挙されるには経歴や人格も考慮されるべきなのですが…

 

永田町に勤めてまだ長くない身ですが、現議長は軽いと言えば軽い、役不足ではなく力不足というのは、私にも分かります。

人の良いおじ様なのは分かります、党人として優秀かもしれません…が、議長という重役には向かない方です。大島議長と並ぶと尚更。

※より詳しい説明を望まれる方は(取り上げるか悩みましたが)山本一太先生のブログをご参照ください。超攻撃的な文面ですが、参議院で生きてきた一太先生だからこそのご感想かと。

 

その軽さを「最後の花道だから」という理由でスルーして押し上げられた議長ですから、ここで来年も出ます!と言ったら一太先生でなくても首を傾げるものです。

私風情がどうこう出来る話でもないですが…一個人としては思い直してほしいものです。次世代に席を譲るとか、より美しい終え方、「有終の美」があるはず。

 

②「出ない人」

 

自民党総裁選に政調会長岸田文雄先生が出られない、というニュースも夕方に入りました。

 

母校の大先輩が総理になるかもしれない!というネタからガッカリする面もありますが、

この五輪前のタイミングでかつての岸→池田のように、安倍→岸田(宏池会)と総理が変わるのも1つの節目ではないかと思っていたので、大打撃ではないと言えば嘘になります。

 

数年後の禅譲という口約束に乗ったとか、色々情報が飛び交っていますが、伝統ある政策集団の長。簡単な決断ではなかったと思います。

その決断に、ご本人も周囲の方々も、後悔ないことを願います。

 

早速「3選は既定路線!」という意見が市井で飛び交っていますが、やはり総裁選は己の政策や理念をぶつけ合ってほしいものです。

以前から申し上げている通り、岸田先生以外にもう1人贔屓の総裁候補も居ます。ご健闘を願っています。

 

③「出られない人」

 

泡沫候補名物?として知られる又吉光雄先生がお亡くなりになられたそうです。

高校時代、友人が「はらをきって〜しぬ〜べき〜だ〜!!」とよく叫んでいました。私ではありません、友人です。

 

インパクトのある「地獄の業火に投げ込む」等のフレーズ、黄色水色といった至ってシンプルな配色のポスターも、もう見られないと思うと少し寂しいものです。

選挙活動自体も、長い期間走り抜くのもかなり大変な話です。流した汗を思うと決して馬鹿に出来ません。

 

お悔やみを申し上げると共に、ベクトルは違えど、諦めずに力強く戦い抜くその姿勢については、私も仕事にプライベートとしっかり見習いたいものです。

 

 

長くなりました。ここまでに。

水のおはなし

日曜の「噂の東京マガジン」でも取り上げられていましたが、ふと月曜の業務中に考えたのが水の話。

 

何かとアクアク◯ラ、ク◯クラ、プレ◯ャスウォーターとか、所謂ウォーターサーバーを置きませんか?のお誘いをいただきますが、

我が家はやはり水道水を煮沸して使うのが主。故に、上水道が使えなくなると調理にも困ってしまいます。

※災害用に「六甲のおいしい水」を2L程蓄えてはいますが。

 

実際、水道管の交換工事で断水した時は調理も出来ない…じゃあシャワー浴びるかと思えば水が出ない、とあたふたしたものです(笑)

 

とはいえ、このように水道管交換が無事に完了出来る地域はラッキーです。

全国には修理が追い付かない水道管が、横一線に並べると地球◯周分もあるとか。

 

老朽化した水道管を放置すれば、先の大阪地震のように大きな災害が来れば破裂してしまう。かといって、全てを公の力で修理するのは金と時間で難しい。

…という訳で、所有権は公に残しつつ、上水道の運営権を民間に渡して修理を進めようという水道法をいじる動きが出るのも、ある種自然な流れです。

 

ただ、民間に運営権を渡せば料金が跳ね上がる危険がある、海外では失敗して再公営化した国もある、海外の水メジャー企業が一斉に参入しパイを狙われる、というご懸念もあります。

これらの懸念も確かに全くの間違いではなく。海外メジャーについては既に浜松市の下水道を運営する企業連合に、フランスの大手ヴェオリアグループの日本法人が加入しています。

 

だからといって、老朽化する水道をこのまま放置して良いという話にもなりません。

反対派には命の水を海外に売り渡すのか!と叫ばれる方もいますが、そこまで行くと言いすぎ感というか、些か表現がオーバーかと。

 

最終的に双方のバランスが取れた結論を出さねばならないのですが、水道管の老朽化は決して待ってはくれません。

 

番組では「いつまでもあると思うな親と水道」という研究家の名言もありましたが、近い内に取り組まねばならない話だと思っています。

そんな、水のおはなしでした。

Last summer

土日はぐっすり眠ったり、久々にジムに通ってスパーリングしたり、友人と贔屓のとんかつ屋に食事に行ったり等。

ある種、夏らしい?日々を過ごしています。

 

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とんかつ屋の親父さん女将さんには、お中元の代わりに水菓子として山梨の桃を持って行きました。

海外にも様々な果実はありますが、やはり日本の果物は頭一つ抜けている!と豪語したくなります(笑)

お気に召せば幸いというものです。

 

暑い夏が続いていますが、各所で言われているように、不幸中の幸いは蚊が出てこない事だと思います。

 

気温が高くなると蚊の活動が停止するというのはなかなか興味深いですが、油断せず蚊対策は取っていかないと。

残暑辺り、秋に入ってからが色々と猛威を振るいそうです。

 

さて、最近いろんな場所で見かける広告が

「平成最後の夏に◯◯」

というもの。

 

確かに春は4/30まで平成ですが、来年の夏にはもう新年号。なるほど、上手い広告だなと。

思い出作りに是非ウチのサービスを!というPRは良いですね。

 

平成最後の夏、と考えると色々、学業も恋愛もその他方面も進展させたい、とつい考える傾向も、無きにしも非ず。

されど、何事も焦っては駄目…急がば回れ、という精神で、コツコツ積み上げていきます。

 

休日の勉強の合間に「王様の仕立て屋」という漫画を読んでいました。

 

載っているスーツ関係の知識、イタリアはイタリアでもナポリと他地方の違いは色々と勉強になります。

まだまだスーツのあらゆる部分にこだわる余裕はありませんが、知っていて無駄な話とは思いません。

 

人生はただ一度。

アンテナを広げて、色々学んでいきます。

 

おつかれさまでした

7/20を以て、第196回国会が終了しました。

32日延長!と聞いた時にげんなりしたのが今や懐かしいものです。

 

流石は最終日、色々のネタもありました。

…163分の弁明には、永年表彰時の「長くやれば偉いってもんじゃない」というあの方の迷言が頭に過ぎりました。

 

対抗手段は確かに限られていますし、価値観や立ち位置によって評価は変わるものですが…

やはり支持者向けのアピールというのも、程度ものですね。壇上で変なことするのは論外だとして。

 

いやはや、180日間辛いこともありましたし、投げ出したくもなりましたが、今振り返れば、貴重な経験を積ませていただきました。有難いことです。

とはいえ終盤はオーバーワーク。この土日辺りは与野党ノーサイドで、事務方も少し休ませてほしいものです(笑)

※中には「会期は7/22までだろ!」という怖いことを言ってる方もおられるようですが…

 

帰りの電車は仕事関係の方と夏はどうするの?トークしたり。全く考えてなかったです(笑)

 

まずは退院した恩師にアポを取ってのご挨拶、散々日程延期した友人らとの食事会とかでしょうか。

友人に誘われた富山旅行は保留。ほか、お財布と相談して、昨年は京都でしたが、夏に一回はどこか日帰り旅行くらい行こうかなと。

 

仕事のスクランブル発進に備えて、またプライベートな面からも、基本は在京かなと。

先方の仕事や学業等が落ち着いたら誘いたい、大切な友人らもいますからね。

 

あれこれと空想したくもなりますが、地に足がつかないのは宜しくありません。

取り敢えず、身体を休めてから考えましょう。フラットな眼で見る、これが大事です。

暑さによる寝苦しさは変わりませんが、久々に普通に寝て普通に起きる日々が帰ってきました。

担当案件にひと段落ついたことを、素直に喜びたいものです。

 

腕の日焼けも落ち着いてきた…というところで今度は膝、皿の少し上辺りをぶつけてしまうアクシデントが(泣)

 

寝ても引かない上に、触らずとも脚を伸ばすと痛み、歩行時はいちいち気になります。

右手の筋を違えた時のように、青アザ=内出血がないあたり骨折ではないだろう、と素人目で見ています。

 

あまり痛みが酷いようなら整形外科ですかね…文字通りの痛い出費は避けたいものです。

 

後は頭の関係。日焼けダメージもさりながら、頭皮の環境は気にしなければなりません。

つむじのハゲ化も警戒しなければならない上、髪をすき過ぎたせいか、遠目で見た同僚から薄毛か?と高速の直球をいただきました。

 

いやいや、笑っていられる内に対策しなければなりません。

初めて発毛剤と育毛剤の違いなどを勉強させていただきましたが、副作用のない範囲からまず始めていきましょう。

 

いくら自分は騙せても、評価をするのは他人。河童のように頭にお皿を乗せるスタイルも、逆に開き直って剃るのも回避したいものです。

クレカ決済由来でAmazonポイントも溜まっています。活用していきましょう。

 

皿と言えば…

 

コツコツポイントを溜めていた、ローソンの皿キャンペーンの商品引き換えに行って来ました。

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最近はPontaカードを提示することでレシートにポイントが印字される仕組みになりました。

シール関係の不正回避でしょうが、用紙を失くすリスクやペーパーレスを考えると有難いものです。

 

一人暮らしでは、皿が沢山あって得するのは宅飲みなど限られたケースですが、今後の生活を見据えると、未使用の皿をストックすることも無駄ではない気もします。

未使用のからあげクンの皿も既に2枚ありますが、まだまだストックしたいですね。

 

皿に限らず…貯金も経験値も、将来を見据えてコツコツ積み上げていきましょう。

焼ける日々

日曜は知人のお誘いもあり、多摩川方面にまでバーベキューに。

 

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強い日差しもあり、肉以上に焼けたのが肌。

顔は太陽に背を向けた+日焼け止めクリームもありガードできたのですが、腕周りはすっかり赤くなってしまいました。反省。

 

電車移動だったので軽く河原で飲酒したのですが…蒸留酒ボンベイ・サファイア(ジン)は水でかなり薄めても味が濃いですね。

いやはや、度数47は伊達じゃないです。嗜む程度の友人には、スピリッツの類はオススメしないことにします(笑)

 

何時間も焼く方に集中していて、全く気が利かなかったのが会話調整。

テントごとに会話が弾んでいてなかなか動きがなかったので…たとえば会社の飲み会なら移動を促したりなどもありますが、

暑さもあり、私が連れてきた友人が固定メンバーとしか話してなかったのも猛省点でした。

 

多人数のイベントは、全体としては盛り上がりますが、細かく見るとグループ単位に分かれてしまい、「満遍なく」とはいかない、と。

しかし、成果もないわけではありません。次に活かしていきましょう。

 

夜は仮眠した後にワールドカップの決勝戦を。

 

フランスがロシア大会を制する、という構図にナポレオンというワードも浮かびましたが、

それはさておき、2度目の優勝おめでとうございます。

 

カタール大会の頃には自分が、そして世の中がどうなっているか、期待もあり不安もありですが、また世界一を決める大会を見られる日を楽しみにしたいものです。

五輪にせよワールドカップにせよ、四年に一度だからこそ価値あるものですが、つい待ち遠しくなるものですね。

 

リフレッシュする他方、自分の将来はどうあるべきか、何が出来るかなということを悩んだ一日でもありました。

かといって、功を急ぐのはまた違った話だとも思っています。引き続き「寛容と忍耐」を胸にまだまだ頑張っていきます。

参議院の特定枠の話

世は3連休ですが、残業やストレス疲れで土曜に熟睡+月曜出勤で、私にはあまり有り難みがありません(泣)

されど日本の暦で生きていない友人からすれば月曜出勤は当たり前の話、うだうだ言ってられませんね。

 

さて、この2ヶ月弱参院選挙制度改革について考えていました。

長くなりますが、前半はタイトルと関係ないので、読み飛ばしていただいて結構です。

 

 

合区を解消出来ないことの残念さもありましたが、単に法改正で「都道府県から代表を選ぶという立法府の意思」を示しても、

較差4.187倍に戻しては定数訴訟で違憲状態はほぼ確定(平成27年公選法改正附則+平成29年判決より)という現実。

最高裁の判決がなんぼのもんじゃい!という開き直りもありますが、立法府=議員先生らはそうは行きません。

 

人口集中と少子高齢化が進む中で、この較差、所謂「一票の格差」訴訟を避けるには

①ブロック選挙区で較差を1に近付ける

②オール比例でそもそも較差をなくす

憲法改正(ex.自民の47、92改正)

ですが、国民との距離感を考えると①、安定性を考えると②は非現実的。故に③を支持するのが私の考え方です。

 

今回は時間が間に合わないという話でしたが、参議院は選挙が3年サイクルですから、

選挙→1年後に判決→その1年後に法改正→次の選挙、というルーチンワーク化している面もある気がします。

 

毎回選挙の1年前に、定例行事の如く合区だ、特定枠だと騒ぐのも、そろそろナンセンス。

定数6増も理解はしますが、やはり248が限界(衆とのバランスからも、参議院創設時の250以上は不可)。最後のカードです。

 

一票の格差」訴訟を止めるべく、他の三本柱はさておき、合区を巡る憲法改正は政権与党に頑張っていただきたいものです。

 

 

さて、以下特定枠の話。

参議院比例選挙の中に特定枠を「一部」設けることが可能となるそうです。

 

現在の参議院の比例選挙(2枚目に書く紙)は個人名or政党名を書きます。AKBで例えますと、

 

比例、2枚目に書かれた紙の内訳が

AKB→500万

マエダ→100万

オオシマ→60万

コジマ→50万

イタノ→40万

タカハシ→30万

シノダ→20万

ワタナベ→10万

という場合、AKB党さんの得票は810万票。

810万票とったので、(他党とのドント方式の結果)比例で5人当選することになったとします。この5人の決め方は個人名投票の多い順なのでマエダ、オオシマ、コジマ、イタノ、タカハシの5名が当選します。

 

ここでアキモト党首が「ワタナベこそ永田町で活躍してほしい」から特定枠にした場合

AKB→500万

マエダ→100万

オオシマ→60万

コジマ→50万

イタノ→40万

タカハシ→30万

シノダ→20万

【ワタナベ】→10万

計算の結果当選者5名の場合、「特定枠の候補者の後に」個人名投票が多い順になりますので、今度はワタナベ、マエダ、オオシマ、コジマ、イタノの順に当選、さっきと違いタカハシさんは落選になります。

 

優先的に当選させたい人が通る反面、ワタナベさんの票はタカハシさんより少ないのにひどいじゃないか!という意見もあるかもしれませんが、

・特定枠の候補の名前を書いた票は党名を書いた票とみなす(上記ワタナベ票はAKBと書いた票とみなす)から比較対象にならない

・そもそも、比例代表での個人名投票は「比例代表の結果の順位付け」に使うが、第一義は党への信任票である

ことから、憲法14条や15条がどうとか言うのは畑が違います(発議者の先生も答えてましたね)。

 

後者の第一義〜は分かりづらいかもしれませんが、本家AKBさんの選挙でも、前田さんに入れても大島さんに入れても、AKBという組織(運営はAKSでしたっけ?)への信任票です。

「AKBは嫌いだが優子は応援する!」と言って投票しても、AKBの大島優子さんである限り、その票はまずはAKBへの信任票です。

参院選も、「自民は嫌いだが青山繁晴(or今井絵理子)は好き」であっても同じです。民意は自民への信任票として反映され、青山先生や今井先生の順位付けは二の次。

 

 

憲法改正出来ないからの対応という自民の都合なのは明らかですが、現職救済と悪意的に捉えるのもあまり好きではありません。

比例4増も野党にチャンスのある話、国民民主のように比例を減らして埼玉2増というのは、比例の軽視+与党有利な話かと。

※なお、立憲民主の3合区(福井・石川)は評価するに値しません。冗談でも笑えません。

 

ある大阪の野党支持者に、別なサイトで一貫性がないじゃないか!とご意見いただきましたが…まぁそれは否定しませんが、

むしろ組織内候補を抱えない野党はここぞと、発議者の先生も言ってましたが、有識者、女性や30代の若者、マイノリティの代表を特定枠に戦えば、良いPRになります。

 

ちなみに私が自民なら、特定枠は「3」使い、徳島、島根(要は合区選挙区で戦わない方)と「あの方」を特定枠に据えますね。

※「あの方」なら、特定枠に据えてもJA、JPや自衛隊も納得します、誰かは内緒です。

 

使い方次第では拘束名簿の復活も出来ますが、この情報社会では特定枠の使い方含めて国民は見ていますし、まずない話だろうと思います。

いやいや、使い方をあれこれ妄想するのが非常に面白い制度だと思います。勿論、これがあるからと合区を固定化されては困りますが。

 

「特定枠」反対の意見が多いので、長々と賛成寄りの意見を書いてみました。ハサミと同じよう、使い方が試される制度です。

ご高覧ありがとうございました。

内心

深夜の終電で帰宅中、水曜を振り返っていました。

 

自分に責のある部分が8割方なので、そこは項垂れつつも、直さないとなあと猛省。

成長したつもりでもまだまだ詰めの甘い、比較される痛い要素があります。

 

ただ残り1割強は運や相性その他の要素もあるので、そこまで言われたくないとも。

溜め込んで鬱ぐよりは、内心「こいつ殴ったろか?」位の反骨心を持つ方がある種、ストレス社会で健全ではないかと(笑)

※ただし内心の自由に限る。

 

そんな帰宅中のBGMは、LION版の「あの素晴らしい愛をもう一度」。

替え歌×女性向けのCMですが、「今日も一日働いた」から始まるストーリーは、目や耳に残る上に素晴らしい出来かと。

 

ふと思ったのが、紙のお話。

 

前職もそうでしたが、現職もなかなか紙を使う仕事なので、シュレッダーは不可欠です。

最近はこまめにかけることも不可だったので、昨晩にまとめてガッとかけたところ、4袋分、20分近く処理に時間がかかりました。

 

最近は経費節減関係で「ペーパーレス」というキーワードが出てきていますが、案外バカに出来ない話だったりします。

印刷にかかる部分を全て代替できたら、億単位の節約になるというのもまやかしではなかったり。

 

されど、保険関係の仕事をしていた時にもありましたが、希望する方には紙媒体は用意をしなければならないのが普通。

そこで「ペーパーレス化について来られない人は淘汰さるべき」とは…こちらも内心の自由であっても、そうは行かないものです。

 

ひとまず、自分の身の回りでもなるべく節約を心がけたいのですが…

「部数足りない」「何故予め刷ってないのか」と言われたくもなく、つい刷り過ぎてしまうのが現状です。

 

色々、淘汰さる側にならないよう、気を付けていきたいものです。