とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

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昨日も今日も、新聞やネット記事に目を通していました。

 

「多様な生き方を認める」という観点から気になったのが、初音ミクと結婚したくて式場まで予約した公務員の男性の話。

今後の対人業務を考えると、はてさて、本名や顔出しして良いのかな?とは少し思いますが…ご本人がそこまで覚悟の上で取材を受けているならば良いのかなと。

 

他方で、フジテレビのバイキングでこの男性を少し否定的にフォーカスしたのは、やり過ぎと言わざるを得ないかと。

バイキングは坂上忍という一定方向にバイアスがかかったMCを筆頭に、視聴者に対して言い切るスタイルが売りの番組ではありますが…

 

私も確かに三次元、実体がある女性が恋愛対象です。

キャラクターを立体表示する機械に30万払う、キャラクターとの結婚証明書を発行してもらう、結婚式場を予約することは、今もこの先もありません。

 

されど、件の男性や二次元が好きな友人に対して、気持ち悪い、三次元の彼女を作れと責める気は毛頭ありません。

正直、先月話題になったLGBTを叩く方と然程変わらない気がします。極論、内心の自由があるので気持ち悪いと思うのは自由ですが、口や表情に出すのは話が違います。

 

生産性どうこうの話では、本人が異性and三次元と結婚しなくとも、仕事に打ち込んで成果をあげる、兄弟姉妹の育児を手伝う等、他に道はある時代です。

とんねるず石橋さんの「保毛尾田保毛男」なら番組終了を控えての懐かしのキャラクター復活という経緯がありますが、今回はそうした大義名分はありません。

 

「これだからフジは」ではなく、「流石フジ」と言われる番組をお願いしたいものです。

特に、ヒルナンデスやひるおびとの競争激しいお昼時ですからね。視聴率だけ気にしていれば良いものでもありません。

 

多様な生き方がある時代の中で、大切な人達の生き方や価値観を尊重しつつ、自分の力でどう笑顔にしていけるか。

常に考えながら、前を向いて歩いていきます。