とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

コスト

日銀の速報に「違う、それじゃない」と思うほど、津久井やまゆり園の件が気にかかった月曜でした。

本来は序の口の地裁レベルですが、当の本人が控訴しないと述べている=判決を受け入れる意向と拝聴しています。

 

その上で、私は妥当な判決ではないかなと思う立場です。

…ただ人格陶冶の失敗という意味では、負けたのは本人・弁護団ではなくやはり日本社会全体だ、とも思うので、ざまあ見ろと罵詈雑言を浴びせる方々には賛同しませんが。

※そもそも、被害者の遺族/関係者でもないのに罵詈雑言というのは倫理的にも…

 

最近見かける死刑反対派のロジに

「死刑囚には刑務作業もさせられず、再審にかかる人件費も高い。それに比べれば無期刑にかかる飲食他のランニングコストは微々たるもの。」

というものがあります。

 

前者については、執行までの期間の長さが反省点であるとして、再審にかかる人件費は冤罪防止の為の必要コスト。無期刑の飲食他コストとは比較し難いのではないかと。

そして従来通り、無期刑が実現=死刑がなくなれば衣食住を求めて凶行に及ぶ輩は少なからず出てくるだろう、と。故に私は変わらず賛成派です。

 

まだまだ意見は賛成派、反対派ともに出て来るでしょう。

引き続き、考えを整理していきます。

 

そういえば火曜にコストというか、大きな代償を支払った人もいました。

報道ネタが全て新型コロナウイルスに起因する暗い話題というのも、経済活動/メンタル共にやられてしまいますが、だからといって代わりに不快な芸能ゴシップに貴重な尺を当てるのも…

 

敢えてひとつだけ申し上げるなら…

「妻と不倫相手、どちらが好きですか?」という質問は流石に下世話な…と思っていましたが、これに即答しない夫というのも…なんだかなぁ。

 

この辺りに疑問を感じられる素直さは、この先どのような立場/身分になっても、ずっと持ち続けたいものです。