とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

永田町駅を巡る話

エスカレーター編

休みの折に、永田町駅も登場する

エスカレーターの片側立ちの人たちへ!」

という、所謂両側立ちを促す記事を拝見しました。TPO重視の片側立ち派として以下講評しますと…

 

片側への過重負荷によるメンテナンス費用がかかるとかなら、私にも刺さるのですが…恐らく英国?の海外事例+仮定条件の多い輸送効率論はいまひとつです。

よくある、より早く家を出ろ、右側で急ぐ人は時間管理ができてない、というのは個々人の背景を無視した決め付け論ですね…己の物差しで他人を測るのは御法度。

 

この手の案件でお決まりの海外比較もありました、「英国紳士は走らない」。

私も英国をファッションでは評価しますが…昨今のブレグジット/メグジットさておき、世界の紛争を学ぶと英国程、紳士さを語れない国はないのですが(笑)

 

ちなみに件の記事、引用されているエスカレーターはこちらですが…

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ここは上下階段が併設されずエスカレーターだけの場所だったりします。有楽町線南北線半蔵門線という乗換の要所にもかかわらず。

階段があるなら階段で急げは納得ですが、半蔵門線のココは左側の方にぶつかったりしない限り、階段的利用を認めざるを得ない場所だと思いますけど…はて。

 

ラッシュ時に2列にする=右側にわざと立って渋滞にすれば輸送効率100%!とか書いてますが…

ラッシュ時に輸送効率論(笑)でTPOを無視する輩は勇敢なファーストペンギンではなく単なる害鳥だと、いち鉄道利用者としては思います。

 

終いにはエスカレーター片側立ちを日本の景気停滞や更なる発展の阻害と結びつける暴論…ネタ記事としては大変面白いです。

思いの丈を語るのは自由ですが…くれぐれも無謀な行動に走られませんよう(笑)

 

②階段編

今度は南北線の階段のお話。

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階段・エスカレーター・エレベーターと半蔵門線と打って変わって好環境、急ぐなら階段を使えというのも大賛成の場所ですが、ひとつ落とし穴があります。

この階段、凄く幅が狭いんですよね…大人2人強。

 

エスカレーターは上下それぞれ、どちらかが優遇されているとかもないので、階段も左側→上り、右側→下りと分かれて使えば良いのですが、

この階段、ラッシュ時になると表示を無視して上り勢が二列化し、下りたい人が下れないという現象を度々見かけたことがあります。中にはスマ歩こと前を見ない輩に悪質タックルをされた人も…

 

エスカレーターは皆同方向だから他人は他人、急ぐ人は急げばいい、邪魔する必要はない派ですが、

階段は双方向だから、急ぐ/急がないにかかわらず反対方向の移動者に最大限配慮すべきと考えます。効率(笑)ではなく。

 

どちらのネタも他人の目線に配慮しなさいよ、もうちょっと気にしなさい問題です。

暴論返しかもしれませんが…他人目線でモノを考えられる人が増えるほうがこの国の発展に繋がると思いますよ。私は。