とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

異次元

国会がスタートしたので筆不精を猛省することを検討するよう前向きに視野に入れて善処するように努めることに注力したいと思います。

…これはブラックジョークですが、物書き仕事もありますので、どんなに疲れても何かしら文章を書くことは大切ですね。 

 

ここ最近、異次元の少子化対策というキーワードをよく聞きます。

表現の是非はさておき、「政治人」としては諸手を挙げて歓迎するものの、「未婚男性」としては少し思う部分があります。
聞けば聞くほど政務官殿の「生産性がない」というフレーズが頭を飛び交うのは、被害妄想が過ぎるのかもしれませんが。

 

女性といっても色々な方がいます。正社員でバリバリ仕事をするキャリアウーマンと、パート・アルバイトで生計を立てる人のニーズは異なりますので、そこが一緒くたにされていないか。


子供を産むことの経済的負担はもちろん、身体的ダメージ(産前・産後のメンタルケア、分娩自体の苦痛)をどうするのか。

出産見舞金を上げたら入院費も上がった?という話もありました。妊婦やその周りは金銭・身体的負担があって当たり前と思われてないだろうか。

 

アンテナを広げた結果、色々な女性と出会いました。

産みたくても身体的なタイムリミットが迫っていると焦る方も居れば…火遊びの果てに望まぬ妊娠をして手術を受けたけどまだ遊び足りないよ、という方もいる。
前者についてどう治療負担を減らすのか、タイムリミットに焦る方をどう減らしていくか。後者の命は女性の権利を優先して命を摘み取っていいのか、性犯罪被害者と棲み分ける必要があるのではないか。

 

そもそも結婚への支援をするのか、子供を増やすのか。婚外子がかなり少ないわが国では、結婚支援すなわち出産支援と思われがちですが…
伝統的価値観に逆らっても、逆にお国の為という考えだと言われても、科学の力で独身女性+子供を増やすという手も必要なのではないか。

 

お見合いに代わるマッチングアプリでいいのか…成功例もあるでしょうが、あまりお見合い的な機能は期待できないように思えます。
本当に「適当な相手に巡り合わない」だろうか。所謂アイドルとの距離が縮まり、男女ともに理想が高くなってはいないか。

 

あまりに検討課題が多い分野ですし、何より効果がすぐに出ない。政権や政党を問わず、長く腰を据えた議論をしなければならない。
下手をしたら私どころか、末弟すら死んでいる時代に効果が出るかもしれない。それでも何かしないといけない。

 

そんなことを未婚男性が述べても全く説得力がないので、昨年結婚した同僚や、若き先輩市議に喋ってもらうことにします。
…パートナーに議論の片鱗を見せただけで、少しプレッシャーで疲れさせてしまいました。こちらは猛省しないといけませんね。

 

ここまでに。