「自民改憲案がどこぞの団体の物に似ている?」
「このままだと政教分離が失われる?」
というネタをよく小耳に挟むこの頃です。
真面目にお答えすると
- その草案は平成24年野党時代の草案であり、現在進んでいる改憲議論とは異なる
- 党内決定を済ませているとはいえ野党時代のものである
- よく言えばかなり攻めた内容の草案、悪く言えば「ぼくのかんがえたさいきょーのけんぽう」
であり、本当に取るに足らぬお話です。(そんなのを党サイトに掲示したままというのも良くないのだけど…)
このままだと憲法20条をいじられるから改憲反対!という珍説はスルー安定です、とだけ。
少なくとも92条への都道府県の明記、可能ならば47条の変更(現行自民案よりは参院特化)というのは進めるべきなのですが…やれやれ。
本題に。
8/6、広島の日が来ました。
かの方も広島県出身ながら…はっきりと核兵器を反対と言えない複雑な立場です。こればかりは、仕方のないこと。
正直…核兵器をチラつかせる近隣国がいる限り、現時点で核兵器反対と言い出すのは難しいところです。
国防費増額も然り。攻める力を持つことの方が、守る力を持つより安上がりですし、牽制にもなります。
だからといって、被曝された方々、戦争に参加をされた方々が反対する思いまで否定するつもりはありません。
9条改正や国防費増額、核兵器に対して許せない怒りを持つこともその通りの話。
世迷言、理想論と叩かず…そうした方々からも、理解を得られるように粘り強く話していきたい、そう思うばかりです。
そして、改憲すなわち9条関係や緊急事態ネタ、或いは冒頭のよくわからない20条?→ハンターイという話にされがちですが…
コロナ感染症・自然災害の対応にあたる都道府県単位に憲法上の根拠を与える、投票価値の平等裁判にそろそろケリを付ける、という方向性もご理解をいただきたいものです。
ここまでに。