とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

惨敗率

顔も見たくない某氏の件が未だに尾を引いている町の空気感です。

そして案の定のバッジしがみつき(周囲に辞職を否定しているという噂)に心底呆れております。


比例復活議員・比例単独当選議員小選挙区には出馬せず、2枚目の党名票の多寡=政党のおかげで当選している人)については、

小選挙区当選議員より個々人の思想の自由を狭めるべき(所属政党の見解を代表する者として振舞うべき)と私は思うのですが…

※代表格は、山脈っぽい名前のあの女性議員。

 


これを機に衆議院の比例復活について廃止すべき、という議論がありますが、私は一部反対です。

 

参議院の選挙区(都道府県単位という地域性を強調した区割り)と異なり、衆議院小選挙区は投票価値の平等(2倍以下)に配慮した区割り。
故に候補者個人に着目した、敗者側に投ぜられた票(所謂死票)が一定のラインを超えていれば復活させる制度は、存続させるに値するものだと考えております。

 

例として先の衆院選野党第一党党首が深夜まで勝利を確定できなかった(与党の元厚労副大臣が大善戦した)ケースがありました。
元・埼玉県民(大宮エリアで遊興・勤務)故に贔屓するところもないことはないですが、惜敗率(勝った議員の得票数に対する負けた議員の票の割合)94.6%という数字を見ると、全部死票にするのは「勿体ない」のではないか。

 

一部反対としたのは、この惜敗率があまりに低い人を比例復活させるのはどうなのか、という考えだからです。
PC音痴で話題になった元大臣は60%件の人はわずか48%正直「惨敗率」と小馬鹿にしてもバチは当たらないレベルに負けています。惜しくないからね全然。
※勿論、これ以上の惜敗率でもブロックが違って復活ならずの人もいます。

 

この辺りの線引きをどうするかは、区割り審衆議院議員選挙区画定審議会)同様に有識者に委ねるのが一番だと思いますが、7割以上には設定すべき(有効投票中10%以上を取れば復活OKという現行足切りは流石になまぬるい)でしょう。
参院選後に衆参セットの選挙制度改革が行われること、その場で是非ひとつの議論になることを期待したいものです。

 


最後に別件で一言。

 

仕事である大手の記者さんが院内で政党の幹部に取材する場に居合わせることが多いのですが、
「失礼な質問をして相手を怒らせ、失言を誘っているのか?」と毎度思わされます。躱す側の気苦労をお察しします…

 

  • 相手の立場からすればこの問いはそもそも失礼だからやめておく
  • 相手の立場からすればこの問いは答えづらいだろうから聞き方を変えてみる

と当たりを付けるのも記者の技だと思います。

 

ぶつかってなんぼや、ジャーナリズムは権力に屈さず!みたいなどこかの新聞がやりそうな独り善がりは周りに迷惑をかけます。

ちなみに申し上げれば、手を上げれば評価されるのは小学校までです。

 

「取材対象はリスペクトしろ」
週刊誌を読んで鋭い質問をした気になっているのなら、とっとと辞表を出しなさい。

 

以上です。