10年毎の大規模調査(私はつい大国調と呼んでますが、Googleには毎度大国町と修正されてしまいます)の結果、
首都圏+愛知県は増、10県(宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎)が減と、次々回衆院選から大きく区割が変わるようです。
衆議院は下院、政権の選択と多数民意反映の府であるから2.0倍未満維持は仕方ない(+候補者の調整は政党内部の話)…とはいえ、
選ぶ側にとっても選挙区や投票先が変わって混乱するこの仕組み、一体誰得なんだろうな…という気持ちはあります。
その分は上院、多様性と地方代表の府の参議院で代表を確保すれば良い…と考えるところに、参側は較差3.026倍(福井:宮城)という話。
その裏で着々と神奈川、東京の人口が増えており参院でも較差是正(都市部増)の話が再燃しないかは何とも悩ましいものです。
※既に総人口(日本人以外含む)で計算すると確か福井:東京3.054だったかな…?
いくら戦後の制度設計が突貫工事(両院の民選化の指示)だったとはいえ…
両院で多数民意の正確な反映(=較差の是正)を目指していることこそ、まさにカーボンコピー路線としかいいようがない。
※ブロックとか道州制とかは、もはや存在意義を放り投げた自殺行為ですね…
令和の時代まで、この算数のお話でExcelデータをいじるのも、はっきり言って苦痛です(笑)
衆参の役割分担、参院の上院化・地方代表化は、参議院改革の場、また衆議院の方も交えた各党の場で是非ご議論いただきたいものです。
11位に後退、というのはショックかもしれませんが…少子化対策、どう国土の均衡を考えるのか、ある種のきっかけとも言えるやもです。
引き続き、当事者意識を持って考えていきます。