とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

天には頂かぬ

連休ということでちょっとばかし、電子コミックを読み耽ったり。

 

今際の国のアリス』『キリングバイツ』といったファンタジー的な物から、

『ブラックガールズトーク』『本日のバーガー』といった現実寄りの物まで、ジャンルは様々。

 

気に入ったものを読む!というスタンスで色々と購入していたら、ちょくちょく広告でも見かけている、ある作品が気になりました。

 

『明日、私は誰かのカノジョ』

 

最近、まとめサイトでも「頂き女子」という所謂パパ活が色々と話題になっていました。

関連するツイートも拝見しています。どういう方向に誘導したいのか分かり易いアカウントだな、という話はさておき。

 

「女性側の貴重な時間を、男性側はお金で買っている、何か問題あるの?」

 

こうしたその界隈の認識に自己評価高ぇなオイ!と思う男性側は私だけではない、と信じています(笑)

仮に買われなかった場合はその時間を何に使っているんだろう?と下衆な勘繰りもしたくなりますが…

 

…私が危惧するのは、やはり金銭感覚が狂わないか?でしょうか。

 

若い内に金銭感覚が狂ってしまうと「働いてお金を稼ぐ」という意識が根付かない。生活水準が、自分のキャパシティより上になってしまう。

(これは差別ではなく、その手の業界に詳しい方から聞いていますが)25か30か、徐々に淘汰が始まる節目を超えてもその生活水準を手放せないままでいると、一気に転がり落ち…

 

一番問題なのはそういった意識、勘違いを根深く植え付けてしまう男性側なのでしょうが、

何分取り締まりもクソもないグレーゾーンなお話なので、はて、どうしたものか…と。

 

まあ、若い方なら仕方ない面も少しありますが…

 

いい年(四捨五入で30)で「物を買ってもらえる、お金を使われることで大切にされていると感じる」と、私に言ってきた知人(♀)がいました。

…そんな彼女がアルバイトをしても職場には全く馴染めず、入院目的の欠勤すら「またサボり?」と正社員に嫌味を言われる惨状だったそう。

※聞いた当時はブラックな職場だなぁ〜と思ったのですが、よくよく考えると診断書や入院計画書まで出した+このパワハラ訴訟が恐ろしいご時世に、からすると日頃の行いの問題なんじゃないかなぁ(笑)

 

家族を養う為、どうしても貧困から抜け出せないから…と夜の仕事をされている方々も少なくない中で、

「pからお小遣い貰った」とはしゃいで、後先はあまり考えていない若者+αがいるというのは、どこかやるせない気持ちにならざるを得ません…

 

↑以上の内容を読むとトンデモナイ作品なのかと感じてしまうかもしれませんが…

 

をのひなお先生『明日、私は誰かのカノジョ』は女性側の目線、考え方を分かりやすく、綺麗なタッチで描いているので、

非モテの男性は勿論、アングラな界隈に遠い男性陣にも読んでほしい作品です。是非ご購入下さいませ。

 

構想を思いつくも、こどもの日には相応しくない内容だ!と焦って書き殴ったのは内緒です(笑)

ここまでに。