とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

東京ファースト?

適度にジョギングや買い物、整骨等に出かけつつも、家事やちゃまさん(ハムスター)のお世話がメインの日曜でした。
といっても、後者は殆ど寝床でスヤァ(爆睡)ですが…

 

さて、ちゃまさんが可愛いと現実逃避するばかりではなく、
そろそろ広島の方について言及した方が良いのではないかと思い、いくつか思ったことを。

 

ワイドショーを見ていると、「金額が多い」という点は同じ感想なのですが、
「一緒に争ったベテランの金額が少ない」→「これは総理をオワコン呼ばわりした報復だ」という展開が多く見られます。

 

確かに単純で分かり易いストーリー+勿論私はサトリではない(最近SPEC再放送してますね)ので人の心中までは読めませんが…
最近の報道には、物事を「東京目線で面白おかしく報道する」傾向があるように思えてなりません。

 

いち事務方ですが、現地入りした人の話を含めて、本件の流れはこのように把握しています。

 

①「憲法議論の為に当選者を1人でも増やす」という理由で、複数区のうち議席与野党で分け合い、かつ与党>>野党という票差の県で2人目を出す、という指示が出た(特に茨城、広島)。
②広島はベテランが顧問を務める宏池会(岸田派)が特に強い+ベテランは(正直お年を召されていたので皆勇退と思っていたけど)参院会長も務めた人だから大丈夫だろう、2人目を出せるだろうと強行。
③現地広島の県連は、中央が決めた押し付けの2人目なんか応援しないぞ!、と猛反発してベテランに人材・資金・物資を集中、新人を総スカン。
④人材や物資はお隣の山口県から借らざるを得ず、資金も 新人>>ベテラン となるのも無理はない状況だった(それでも多いけど)。
※③④の関係で、新人・旦那ご本人の人望さておき、「新人女性候補がベテランの嫌がらせに負けず頑張っている」という、判官贔屓的な報道もあったかと。

 

以上より、「お偉いさんが、気に入らない奴を潰す為に贔屓したんだ!」を強調する報道には、違和感を禁じ得ないと。
そもそも現地に系列局もあるはずです。単に駅で通行に人怒ってますか?インタビューする暇があるなら、もうちょっと多面的に報じた方がいいのではありませんか。

 

以前にも東海地方で、バックに良からぬ方々が付く女性のトラップに引っかかった議員について、現地警察や県連は慎重に扱いたいのに…
東京キー局や週刊誌が「○○議員が辞めたら繰上で××議員が当選し、他党から来た●●議員との候補者調整が難しく…」と東京目線で引っ掻き回した事案があり、関係者の文句も耳にしました。

 

法は法であり、本件事案の是非は言わずもがな。

選挙は真剣な一発勝負、ベテラン側の集中させる策も、新人側の泣き付きも、それ自体は理解します。

※ベテランのスタッフさんが残念そうに(会館の事務所を)出ていく場にもすれ違う+その後諸事情から、私も内心ベテラン側を気の毒に思っています。叙勲で溜飲が下がれば良いのですが。

 

ただ、報道の在り方としてこれでフェアなのかな?一方的に贔屓、潰したと物騒な言葉が飛び交うが、果たして正しいのか?とは少し思ってしまいます。
「政治はダメ」とバカにしたい心情はわかります…が、問題が何でも単純化されるのは…果たして良いことなんでしょうかね。

 

ここまでに。