とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

哀しむ間

昨夏から色々とありましたが…今年も再び、3/11の日を迎えることができました。

忙しい中で、14:46に手を止めること、目を瞑ることができて何よりです。

 

9年前とは色々とステージが変わりました。出会えた人、己の知識・経験は勿論、周りも。

ただそれは、9年前に運良く被災の現場に居なかったから思い返せるだけであって、これまでもこれからも命あって当然だと驕ってはならない。

 

とうとう2020年、そして新年号初の春という節目。明るい話題に浮き立つ方々を、こんな日に不謹慎と非難するのは正直筋違いだと思いますが…

その他方辛い傷を身体や精神に負った方々もいる、この日を迎える度に忘れえぬ悲しみを思い出す方々もいる。

 

そうした方々の場所や思いは、この先々も尊重さるべきでしょう。慰霊の場の規模がどうあれ、0には決して出来ない。

心の復興を逸る勿れ、そして軽んずる勿れ…ということは、一部の合理主義な方々にもご理解を得たいものです。

 

…何事も動かすのはAIではなく、人ですから。

 

悲しむ時間にも水を差すのが、見えないウイルスの怪。

地震や豪雨といった自然災害とはまた異なり、①全国的に発生し、②見えない敵だというのがこれまた困りものです。

 

様々な産業に躊躇をすることなく支援を行う、正確には行い続けるのは勿論ですが…

事態が鎮静化した暁にはまず、是非消費行動を促進、励行してほしいものです。動き控え、買い控えから来る二次被害に、苦しむお声も耳にしています。

 

観光なら北海道胆振東部地震の折に「ふっこう割」というのもありました。全国的に展開するのは中々難しいものかもしれませんが…

他にも様々なアイデアに改良、応用の余地があるのかなと。ついつい、◯◯税を猶予/減税しろというベクトルに傾きがちですが。

 

3月、日本の年度末を凌ぐだけではなく、その先の元の基準、更に上の水準に押し上げる努力に…

まだまだ不勉強な事務方風情も、何かしらお力添えしたいものです。