今年最後の遠出でしょうか、墓参りを始めとする、北陸一人旅がスタートしました。
(昨年→http://toarujimukata-s.hatenablog.jp/entry/2018/12/15/180255)
まずは檀那寺さんへの挨拶から。
だみ声ながらも優しいお寺さん。かつては「新幹線延伸まで生きてられるかな…」と物騒な話をしていましたが、お変わりなく何よりです。
今のところ酷い雪もなく大丈夫ですか?と尋ねるとこれまたそう単純ではなく、山場にある冬時に稼ぎたいスキー場は人工雪で対応しなければならなくなる、という悩みもあると。
とはいえ、市街地は昨年の豪雪で大変だった時期もあります。関西住まいの親戚の子どもに「雪降れば良いのに」と言われた時、お寺さんは内心複雑だったとか。
お寺さんと墓地へ。昨年の反省を活かし、今回は墓の花立のよごれを磨いたりなど。
マッチがなかなか火が点かなく焦りましたが、無事に終えられて何よりです…また来年も必ずここに帰って来ます。
お寺さんと別れてからは、東口方面で私用を。
幼少期、3階のトイザらスに連れて行ってもらうのが楽しみだった「パリオシティ」。
独り身かつ三十路の今は、おもちゃの代わりに手袋や傘、土産など。これからもパリオには帰郷の度に顔を出したいですね。
20年が経ち、更地になった懐かしい場所も。
形はなくとも…思い出は私が生き続ける限り共に。大事なものを、ありがとう。
懐かしの「越前つるきそば」でにしんそばを。散々福井をPRしておきながら、にしんそば実食は初かもしれません。
ついでに大晦日の年越し蕎麦もお願いできました。県外発送云々で店員さんを混乱させてしまい、大変申し訳ないです(泣)
午後は再び、東尋坊に足を。
物悲しくも、気持ちをリセットできる場所です。
道中、白山神社という神社を発見。都内や秩父にも同名の神社があるので寄り道を。
荒磯(ありそ)遊歩道、1年ぶり2回目の挑戦。
古代の製塩場、という前回見逃したスポットに。
前回の遊歩道でのアワビ密漁禁止!の看板の近くにひっそりとありました。
前回とは違った岩場に行ってみました。
亀の頭のような岩がありましたが、荷物もあり先端に登ることはせず…
今や若いカップル、海外からの観光客も集める人気スポットになっても、この岩場には何か変わらない寂しさがあります。
願わくば、語り継ぐ方がこれからも…
岩場カフェ、東尋坊タワーに寄った後は、荒磯遊歩道の延長戦。雄島に向かって散歩を。
そうこうしている間に、やはり冬、日が沈み…
赤く美しい橋が少しおどろおどろしい様子になってしまいました。猛省。
※参考 雄島(グーグルマップより)
雄島灯台を見る頃には17時を回り、辺りはすっかり闇に。
暗中行軍の恐怖感もありましたが、それ以上に己が考えを整理する良い機会になりました。
この1年でどう変われたか、そして何を達成できなかったか…まだ10日あるとはいえ、反省すべき事は今からしっかり認識しないといけません。
通り過ぎて行った家族、なかなか道が交わらぬ方と「逢いたい」と思う気持ち。自分のルーツ、パーツであり、否定し得ぬもの。
大事なのはそれを後ろ向きにするのではなく、前に向けること。
ともあれ、帰るまでが旅です。
浮かれることなく、引き続き。