とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

プロの自覚が足りない

石炭や不倫やらで騒がしい町で、またまた別な話題を注視しておりました。

もちろん、逆に張るのが趣味とかいう訳ではありません(笑)

 

ある番組、まあ報道ベースに載ったのでハッキリと述べると報道ステーションですが、与党の某氏に悪意のある編集をして放送した結果、然るべき立場の方が国会まで出向いて謝罪する事案になった、という案件です。

某氏が非常に怒っている、という話を聞き及んで経過を調べましたが…報ステを擁護しようがない、厳しい言葉を使わば「ねつ造」と言える案件です。

 

新年が近い中で、来週も定例会見はあるのか(年末だから今回で定例会見は終わりか)?という、会見終了後の雑談での一場面を、

「与党はスキャンダルを気にせずに年越しムード」と編集して、ナレーションやテロップを煽るように付け加える。

 

そもそも記者会見終了後の雑談を撮っておくやり方も、会見する側のどこまで撮影OK/NGの基準次第では許されない話ですし、

それに加えて、記者会見の一場面+終了後の雑談を使って都合のよい筋書きを作り上げる、こんな編集が許されると本気で思っている方々がいるなら、プロの自覚があるのかを疑います。

※もちろん会見終了後でも許されないレベルの失言ならば話は変わりますが、ただのスケジュールの話に公益性があるからという言い訳はできません。

 

政治家だから批判されてやむなし、報道に注文するのは避けるべき、という立場の方も見かけました。中には文筆家という肩書きの人もいましたが…

相手が公人私人、善人悪人を問わずこうしたやり方が罷り通るなら報道なぞそもそも不要であり、賛同は致しかねます。

 

社説記事ならさておき、テレビという圧倒的な力を持つ媒体で、自分達で作り上げた筋書きをさも真実の如く放送する。傲慢さに呆れるばかりです。

強い言葉を使いすぎましたが、プロの自覚が少しでも残っているなら、二度とこうした日記を書く輩が出ないように、報道の職責に真摯に向き合っていただきたいものです。