土曜は皇居前広場の祭典、日曜は即位パレードと、祝賀関係で沸いた週末でした。
私としてはおめでたいと思う他方で、一部に「強く祝う気持ち」或いはその逆の気持ちを、他者に強要する動きが見られたことが、少し残念とも。
受け止め方は十人十色。自分の受け止め方を他者に強いてはならないと思います。それでも非国民orネトウヨだと言われるなら、致し方ない。
週末、組織と個人という話をふと考えるエピソードがありました。
あるアンケートでどれが一位になるか?というネタで、これまた非常に分かりやすい組織票があったのですが…
投票された方の「私たちは個人の意識から投票しているから組織票ではない」というコメントから、組織と個人とは何ぞやと。
かつて「踊る大捜査線」シリーズの敵もリーダーがいない、上意下達の組織じゃないから強いと言っていましたが…
警察が「半グレ」とどう対峙するか悩んでいるのを見ると、形式的に組織には属していなくとも、実質的な面、思想心情・言動による線引きの方が妥当でないかとも思います。
誰かが広く拡散したリンクを見て、ドッと動いたのではないか。そもそもの拡散主は誰か。拡散にあたって、誰も本当に煽っていないのか。
他の観点では、アンケートに回答した方々の過度に先鋭化した意見表明も拝見しました。
てにをはのチェックはさておき、あまりに勇ましい内容に少しばかしこの国の未来が不安にも…それ以前に敵意や悪意は己が身を蝕むと、以前書いた気もしますが。
アンケートや署名は、匿名性と手軽すぎる点から、ネット上で集めるのはうまく行かないものです。
何とか.orgで署名がいくつ集まったと言われても、私は眉唾物と見てしまいます。アカウントが1人1つだけとは限らない。
古典的な手法、電話調査や郵送調査、面談調査の方が優秀というのも、何とも皮肉ですね。この辺りの課題をクリアーせねば、電子投票などは夢のまた夢でしょう。
引き続き、思考を巡らせてまいります。