各候補のマイク納めも終わり、また日曜の夜以降はお別れの議員その他で書く気分にならぬだろう…
と、予てからまとめたかったウグイス/カラス論、街頭宣伝車について書いておきます。
①街頭宣伝車それ自体について
私は「必要」の立場です。
地方においては候補者の名前や素性を知る、ひとつの大事な手段であり、むしろ車が来ない→軽視?と考える方も居ます。
ネットの発達もありますが、まだまだそれに付いて行けない人もいるし、アナログ的な聴覚情報の方が視覚と違い強制力が高いので、まだまだ有効。
されど都市部においては、また運行に気を遣わねばならぬ…というのも事実。内容は下記。
②街頭宣伝のルール
◯絶対黙る→葬式中の斎場付近、緊急車両の付近、踏切や交通整理(要は警笛)の付近、反響するトンネル等の下、裁判所等の付近
※突然黙ると不自然なので上手く誤魔化すべき。
※一番見逃しやすく一番アウトなのが斎場。
◯黙るべき→小中高大・専門学校の付近、幼稚園・保育園の付近、病院の付近
※病院の「一刻も早いご回復を…」というフレーズは、逆に反感を買う可能性もあります。
※学校については、土日休みを除く。
◯声抑えるべき→住宅街の通行中、道路渋滞中、仕事・会話されてる方の脇、トラック付近
※工事や清掃等されてる方には「お疲れ様」「失礼します」等お声がけしましょう。
この辺りは、感性の違いもありましょう。
いずれにせよ話す人、周囲を見回す人と、2人以上で動くと良いですね。ワンオペで回している街頭宣伝車はあまり見かけませんが…
③街頭宣伝車のコツ
やり方としては
・単調に候補者名、政党名を連呼するパターン
・素性を言いつつも5秒〜10秒に1回候補者名を連呼するパターン
といった感じでしょうか。
前者は「バニ◯、バニ◯…」とか耳に残ったもの勝ちという考え方ですが、飽きるのも早いですね。
後者は素性フレーズのパターンをある程度用意しておかないと詰まってしまいますし、逆に素性を語りすぎて候補者名が消えては本末転倒。
バランスをとりましょう。
手を振られた、頑張れと言われた、クラクションや何らかの声援を受けたらリアクション=ありがとうございますが最優先。
「◯◯はご声援に応えて参ります〜」とか返せたらなおベターです。
野次や悪口にはひよらず、張り合わないのが鉄則。
他の街頭宣伝車や事務所脇の通過時にもそう。健闘を称え合うくらいの度量、器が望ましいですね。
日本語がおかしくても勢いが重要、文字起こしする方、文法ミスを指摘する方もいませんので。
ただ敬語については、敬意を表されるべきは聞き手であり、候補者や応援弁士に敬語を使うのはNGだと思います。
④最後に
大事なのは「聞き手目線」ですね。
世には街頭宣伝車が好きな方もいれば、嫌いな方もいる。一方的に言いたいことを言うだけならテープを流すだけで結構だと。
その辺りを誤ると、街頭宣伝車のせいで票が減るというオチもあり得る訳で。
色々な考え方があると思います。
ちょくちょく、当記事は手を入れていきます。