とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

九月十日

秋雨前線の影響からか、夕方から一気に雨降る月曜でした。

政治的な話題もありますが、そちらは各種報道に委ねるとします。

 

六菖十菊、ゾロ目の重陽節句から1日ズレた9/10は「世界自殺予防デー」でした。

なんで今日なんだろう?と調べたら、国際会議の初日を予防デーに定めたという理由でした。ゴロや捻りを期待する話題でもありませんが…

 

欧米に関してはアルコールの影響等が多いのに対し、アジアは突発的な自殺が多いという話を読みました。

キリスト、イスラーム等、宗教で自殺を禁じているかいないかで違うかと言えば、そう簡単に論じられるものではなく。

 

日本は切腹/自害等、自殺を美化していないかという批判も一時期あったようです。

 

確か「左様せい様」こと徳川家綱の治世には、家臣の殉死を禁する政策がありましたが、それ以降も美徳的な自殺は多々あります。

殉死の禁止については大名の養子制度とセットだったので、これからは個人ではなく家に代々仕えるように…という統治政策面もありましたが。

 

ちなみに海外から寄せられた批判に「シェークスピア劇も自殺が多いですよね」と上手い返しをした先人もいたようです。

日英同盟にヒビを入れたいわけではありませんが、ついクスッとしてしまいました。

 

さてさて。

 

自殺に至るまでがどのような事情なのかは一概に語れないので、自死の道を選んだ方々を罵る風潮には同調しかねます。

 

ただ、残された方々…死を背負わねばならない方々がいることを思えば、やはり選んで欲しくはないものです。

ドライに労働力や生産性がひとつ失われる、という話ではありません。命に関しては、そうは簡単に割り切れられないものです。

 

世には生きたくても生きられない方々もいますし、当然ながらゲームのように寿命のやり取りは出来ないものです。

死後の世界があるのかは分かりませんが、後々自殺を後悔しやり直したくなっても、現実にはザオリクもアレイズもありません。

ザオリク、アレイズ=有名RPGの蘇生呪文

 

色々思う部分はありますが、私自身は図々しくも長生きしたい、大切な方々と笑いながら天寿を全うしたいですし、

もし周りの方々が行き詰まることあれば、未熟ながらもゲートキーパーとして力になりたい。そう思う9/10でした。

 

日付も変わってしまいました。ここまでに。