木曜は、久々に文科関係の会議に出席。
2時間近い長丁場でしたが、様々な意見を拝聴することが出来ました。有難いことです。
ちょっと気になる、一風変わった意見をお述べになった方もいらっしゃいました。
海外では小学校のスクールバスは当たり前だ、子どもを学校まで歩かせることは海外基準では虐待に当たり得る、是非小学校でのバス導入を支援してはどうか…と。
私は小学校時代、親が転勤族で首都圏から高知県まで暮らしましたが、いずれも徒歩で登下校でしたので、その発想は全くなく。
もちろん、発言主の方はただの海外かぶれではなく、「7歳児の交通事故率」を知ってお話しされています。
お手隙の方は、写真のイタルダ=交通事故総合分析センターのレポートも是非ご覧になっていただきたいのですが…
小学校入学でバス/自家用車の送迎がなくなる7歳児の日中事故率は、他年代に比べると突出しています。
とはいえ、自家用車の送迎義務付けは各家庭で差が出てしまう。ましてや、親同伴はこの時代には中々難しいですね。
だからこそ、スクールバスで未来を背負う子等を交通事故から守るべきだ…確かに筋は通っています。
道中のリスクは、交通事故に限りません。千葉や新潟の事件のような女子小学生を狙う卑劣な輩への対策としても有効ではあります。
ただ…妻子持たぬ独身者だからかもしれませんが、私はスクールバス導入支援は反対です。
バス云々の予算の問題もありますが、学校に向かう道中の景色を見たり、登下校班があるなら仲間と団体行動する経験を積んだり。定期的に身体を動かす習慣にもなります。
歩いての登下校は、単なる負担や無駄ではないと思うのが私の立場です。
対策としては、入学前後の親による登下校での安全指導と、従来ある登下校班での団体行動辺りかなと思っています。
まだまだ、論点はあると思います。友人知人や子を持つ親の気持ちも聞きながら、私もより考えていきます。
ついつい話が、長くなってしまいました。
金曜も、色々頭を回転させていきましょう。