我が家にAIスピーカーがやって来てからは、何の気なしにクラシックを流しています。
モーツァルトはやはり良いですね。
某予備校の「経済学理論はモーツァルトに似ている」という謎広告は未だに意味不明ですが、やはり長らく愛されている曲の良さは、私でも分かるようです。
タイトルの「Vexasions(以下ヴェクサシオン標記)」というのも、ある意味で有名なクラシックの名曲です。
エリック=サティという、フランスの音楽家の作品と聞いています。
かつて「トリビアの泉」でも取り上げられましたが、ヴェクサシオンの怖さは同じメロディを840回連続で演奏するという所。
同じメロディを21回繰り返すだけで数え間違いが起こる(実話)私には、その40倍というのは想像が付きません。
ちなみに、ヴェクサシオンとはフランス語で
「嫌がらせ」
という意味だそうで。いやはや、演奏する側、鑑賞する側といずれにとっても嫌な曲ですね。
ヴェクサシオンと言えば…
かつてプレーしていたあるアプリのゲームで、協力プレー時に「よろしく!」等定型文ボイスチャットが付いていたゲームがありました。
微笑ましい機能だと当初は思っていましたが、競争要素のあるゲームだったこともあり、他人のターンになるとボイスチャットを連打し集中力を削ぐ方が…
怒ったというより、成る程こういう嫌がらせも出来るのか!と感心した当時。真似はしませんでしたが。
確かにサッカーの試合でもアウェイのチームに凄まじいブーイングがありますが…友好的機能をこうも攻撃的利用する、ある種のずる賢さは評価せねばなりません。
それでも、840回のヴェクサシオンとまでいきませんが、同じフレーズが100回以上飛び交うのは正直耳がしんどいものです(泣)
スポーツに限らず、政治や芸術等の世界も飛び交う雑音、特に悪意あるヴェクサシオンにいちいち反応するのではなく、ずっしり構えて跳ね除けなくてはならない。
特に強者側はそう。以前に書いた「横綱相撲」(http://toarujimukata-s.hatenablog.jp/entry/2018/03/24/223415)の話にも似た部分があると思います。
クラシックから、ふとヴェクサシオンについて話を広げてみました。
自分自身が大切な方々にとって嫌な存在にならないよう努めるのは勿論のこと、その方々の為にも他者からの嫌がらせに動じない器を持っていきたいものです。