とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

動画論

日曜の「99.9」を最後に、冬クールのドラマが終了。

この冬は「トドメの接吻」「相棒」「BG」「リピート」「もみ消して冬」…拘束を嫌って撮り溜めたとはいえ、些か作品数が多かったかもしれません。

 

ドラマに限らず、アニメなどもこういった改変の時期になると、

「登場人物は完結後もその舞台(世界)で幸せにずっと暮らして行くのに、視聴者である自分は現実に置いて行かれる」

といった寂しさも少々あります。いやいや、いつまでも現実逃避というかドラマにふけっていてはいけないのですが。

 

ともあれ、素晴らしいキャストの演技力あってこそ楽しめた3ヶ月でした。

微力ながら、名優の皆様のますますのご健勝、ご活躍をお祈り申し上げます。

 

重ね重ねになりますが、「若者のテレビ離れ」とかいうフレーズがよく使われますが、テレビがつまらなくなったからだという批判はあまり当てはまらない気がします。

むしろ、テレビ以外の娯楽が増えた中で如何にテレビを点けてもらうか頭をひねり、なかなか面白い番組が出来ていると、私は思います。

 

※まあ、某局の内輪ノリというか、未だに10年前の雰囲気を引きずっている土曜の番組のようなものも、あることはありますが…

 

 

テレビ以外の娯楽で最近名高いのがYouTube。利便性に劣るニコニ◯動画をあっさり上回り、動画となればかの赤いアイコンをあちらこちらで見かけます。

といっても、私は公式音楽PVや作業用BGM、或いは「マインクラフト」「7days to die」等の動画を見るを見るのみで、所謂YouTuberさんの動画は見ない主義です。

 

チャンネル登録してくれた視聴者の為に、次の企画を頭を捻って考えるYouTuberさん方の努力は、決して悪いものだとは思いません。むしろ子どもに夢や希望を与える存在だと思います。

ただ他方で「自分が面白いと思うもの」を押し付ける人もいますし、再生回数を増やそうと過激な演出に傾倒する人もいますし、情報弱者を騙してカモにしようとする人もいます。

 

そうした負の面を意識すると、やはりYouTuber動画にはあまり食指が動かないというか、正義のヒーロー的な動画であっても見る気がしなくなるものです…

真面目に動画を届けているYouTuberの方には、大変聞き苦しくて申し訳ない話なのですが。

 

ちょうど先日「DEAD Tube」という、再生回数を稼ぐ為ならばどんな過激な動画も許されるという社会を描いた漫画作品を読み終えた矢先のことでした。

渋谷でフリー◯◯◯◯という過激な演出で動画を撮り、都条例違反で書類送検された高校生がいました。あまりのタイミング?に驚いたものです。

 

テレビでやる過激な演出というのは、ハッキリ述べるのも良くないですが、ある程度事前通告があるものです。人はこれをヤラセと呼ぶかもしれませんが、だからこそ一線は越えないので安心できます。

そのクオリティを個人のYouTubeで、一線を越えずに作り出すのは至難の業。敷居が低く見えがちな世界ですが、環境その他あっての賜物、その辺りには誤解がないよう願いたいですね。

 

ともあれ、いずれは落ち着いて、TVであれYouTubeであれ、楽しい動画を大切な人と共有したいものです。