先般「大学生の読書時間調査で0分と回答した割合が初めて過半数を超えた」という話を耳にしましたので、今日のテーマは読書に。
書店を営んでいる知人のおじ様からも、「近頃の政治家は本を読まないんだよ!」と愚痴をよーく聞かされています。よーく(笑)
かく言う私も、仕事や勉強を言い訳に『サピエンス全史』下巻がまだ未了状態…週末には向き合わないといけませんね。
あとは塩野七生先生の『ギリシア人の物語』に食指を伸ばしたいところ。『ローマ人の物語』も読み直したいし、時間が有限たることが憎くなるものです。
さてさて…
「読書はした方が良いか?」と尋ねられたら、私はイエスと答えます。
読書は義務ではないので、イヤな文学を耐えてまで読む必要はありません。空いている時間、文豪の作品に限らず、興味を持てる本を読めば良いと思います。
活字に慣れること自体実生活で有意義ですし、それで知識を得たり明日を生きる活力になったりするならば、良いことばかりです。
ただひとつ思うのは…
「賢い人は読書する」→真であっても、数学でいう「逆」にあたる、「読書する人は賢い」→真とは限らない、この辺り誤解が蔓延っている気がします。
読書に励むのは良いことなのですが…本を読んでいる私はエラい!と自惚れて振舞うことも、読まない人を小馬鹿にするのも間違い。
たまに電車内にそんな方を見かけますが、他人に迷惑かけて読書している方に、スマホゲームに夢中の若者をバカにする資格は、私はないと思っています。
今後の展開次第では「賢い人は読書する」→真も揺らぐのかもしれませんが、それでも読書の文化はなくならないし、なくなって欲しくないと思います。
無理をせずとも、皆がゆっくり本を自分のペースで読める世界のため、まだまだ頑張っていきましょう。
最後に…「読書にラノベは含まれますか?」という、この時代ならではの話を。
実は私、これまで一度もライトノベルを読んだことがないのです。
よく知らない上に、友人に否定派も肯定派も居るので、回答保留にします(卑怯ですが
これもまた個々人の考え方の違いなので、一方が他方を殊更非難することなければ、どちらの見解も良いのではないかと思います。
賛成派の時代の変化だという主張も、反対派のアニメゲーム色が強すぎるという主張も、強ち的外れではないと思うので。
何事も最終的な評価を決めるのはやはり後世、焦って結論を出すのは時期尚早だと思います。
ともあれ、皆様が良い本と出会えて、良い時間を過ごせることを願うばかりです。