とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

社会の木鐸

不定期更新と宣言をしたにもかかわらず、事実上毎日更新になっている当ブログです。

関心事が尽きないのは良いか悪いかはさておいて、各記事の内容が薄くならないかは引き続き気を付けて参ります。

 

以前、地方公務員の友人と盛り上がった話題ですが、政治界隈にいるとよく知人に尋ねられる質問が

「何新聞がオススメなの?」

「どう読めば良いの?」

という質問です。人様に指南できるレベルではありませんが、私なりの回答をまとめておきたいと思います。

 

①絶対的な正解はありません

左右、スタンスの違いはありますが、読朝毎経(読売、朝日、毎日、日経)のどれが正しくて、どれが間違い、という決め付けはしない方が良いと思っています。

個々の記事の出来に疑問符がつくことあれど、だから全体が悪いという判断は早計です。与党支持者でも朝日や毎日に学ぶことはありますし、逆も然りかと。

 

②2紙以上読むことをオススメします

1紙だけだとどうしてもその社説社風に偏った意見だけになってしまうので、読むなら2紙を読み比べた方が良いと思います。

先程の4紙であれば、批判的スタンスがかぶる朝・毎以外の5通りが良いかと。

 

③無理はしないこと

お財布の都合もありますから、毎日無理をして2紙とることはありません。気になる話題を見つけた際に単発で買う位で良いかと。

どうしても1紙だけを選ぶなら、友人とも見解が一致したのですが、日経さんですね。経済の新聞だけに現実路線が殊更強い心象です。

 

④ひとまず見出しを流し読み

全記事しっかり読める方は構いませんが、時間的都合や、個々人の活字の好き嫌いもありますので、まずは見出しの流し読みから。

「世の中にはこんな話題があるんだな」とまずは認識してから、気になる記事については熟読する感じですね。

 

以上4点でしょうか。勿論、私の回答も絶対的正解ではありませんので、悪しからず。

 

ひとつ申し上げておきたいのは、どの新聞にも多くの関係者がいらっしゃいます。

個々の記事、社説に納得いたしかねることはありますが、「マス●ミ」「潰れろ」などの発言はいささか配慮を欠いている気がします。

違った考えにも耳を傾け、対抗するロジック、己の意見を作る方が、賢い付き合い方だと思いますよ。

 

最後に…

 

あえて、私は「産経」と「東京」については選択肢に入れていません。取材不足や意見の偏りを考えてのことです。

新聞の在り方として好きな政治家に寄り過ぎるのも、政府に対し過剰な批判を繰り返すのも、「社会の木鐸」ではないと、私個人は思っています。

スポーツ新聞や週刊誌のように売れれば良い媒体でも、団体さんの機関紙のように内輪に向けた媒体でもありませんから。

 

皆々様の良い活字ライフに、資することが出来れば幸いです。