とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
平成30年を無事に皆様と迎えられましたこと、心より嬉しく思います。

まず最初に…今年は365日ある、最後の「平成」の年です。
一世一元は中国史、我が国でも明治維新以来お馴染みの制度ですが、生前退位にて年号が変わる瞬間を見届けられる時代に生きられることは、歴史を学ぶ者として至極名誉なこと。
来年のその日まで、しっかり見守ります。新たな元号が何になるか、これもひとつの注目ポイント。


永田町、政界にも大きな動きがあります。

自民党は総裁選。安倍総理が連覇を果たすか、岸田先生や河野外相、石破先生らが椅子を得るのか。平成研(額賀派)はどう動くか。
安倍総理のおかげで衆院選勝利」と見るか、「安倍総理の森友加計で都議選敗北、衆院選は単なる敵失」と見るかは、議員やマスコミのみならず、地方の支持者が判断すること。
私が誰寄りなのかはこの場では申し述べませんが、単に「勝ち馬に乗る」ではない選挙であってほしいものですね。

対する民進党。左右がそれぞれ立憲民主、希望に分かれたことは国民に資する選択だと評する支持者もいらっしゃるようですが、私はそうは思いません。
公明、共産は中央→地方のトップダウンタイプの党ですが、民進党は自民党のように地方から支えられて成り立つ面が強いので、そう簡単に事は進まない。
長年民主党民進党を支持してきた方を裏切ることがないよう、道を選んでいただきたいものです。与党寄りの私ですが、良き好敵手は必要だと思います。

政党以外でも憲法改正という重量級のテーゼが残っています。
私は70年も我が国の屋台骨として活きてくれた現行憲法に、法学部卒として敬意を持っています。熱気に煽られた安易な改正には反対です。
しかし、現行憲法の限界、特に9条2項と武装侵入船の関係、人口偏在と投票価値主義の関係には、迅速なパッチ対応が要る。そこはうかうかしていられないと思っています。
勿論、前者は恣意的な自衛解釈を防がねばならない。後者は参議院の在り方や、比例orブロック・道州制を志向する政党と如何に合意を形成するか、着地点を見つけないといけない。
これは他人事ではなく、国そのものに影響する問題です。「戦争出来る国はダメだ」「戦争が出来る国にしよう」といった極論は投げ捨てて、国民で話し合いたいものです。


プライベートでは、またまた自分の至らなさで困らせてしまった人、それでも私の為を思って厳しく言ってくれる人、支えてくれる人がいます。
その人達の恩に報いるよう、幸福に貢献できるよう、笑わせられるように、法学や語学などのスキル強化、新しい技能習得、マインド面では寛容と忍耐を胸に生き抜きます。

時間は有限です。自分の時間は勿論、人の時間も限りがある。かけがえのないものです。
酔生夢死とならずに私の時間を慎重に使うことも、人に貴重な時間を使わせることの重みも、しっかり頭に入れて、確固たる信頼を醸成していきます。

長くなりました。本年度も引き続き、宜しくお願い申し上げます。