とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

世界の色は褪せ

色々な方に出会って話を聞き、また地震発生や交通事故、訃報と様々なニュースに反応した水曜日でした。

 

多々聞いた話の中で一番印象的だったのは、ある秘書さんとのインフラ関係の話。

現在は海外での受注で活躍する場があるけど、道路にせよ橋にせよ、活躍の場が確保されなくば優れた日本技術も廃れてしまうだろう…と。

 

技術とは、発現する場があってのもの…モノを作る技術しかり、作ったモノを検査する技術しかり。

工事に金がかかって無駄と無くせば取り返しが付かなくなるかもしれない、というのは頭の片隅に置かないといけないのかもしれません。

 

他の例では、ちょうどバイクの定期検診通知が来ていましたが…

バイク乗りとして定期検診費用は安くないですが、事故防止・安全性の向上の他、検査技師さんの技術発現・技術承継に資する場だと思えば、そう悪くもない気もします。

 

何事も、安直に一面を捉えてはいけないものです。

 

後半は、また政治の話になりますが…

以前ご一緒に仕事をし、時には温かなお言葉をいただいた島田三郎先生がご逝去されたと聞いて、茫然とした時間がありました。

 

国民の代表として国会の仕事を最優先に考えて活動され、他方手柄を誇らず、むしろ活躍の場は他の議員に譲るという「竹下ism」を行く御仁でした。

詳しくは述べられませんが、いずれもエピソードを眼前で見たことがあったので…特定の方に肩入れは宜しくありませんが、私もいちファンだったのかもしれません。

 

昨年夏には事務方風情が僭越ながら、「お誕生日、おめでとうございます」と申し上げたのも懐かしい話です。島田先生からは、「もうおめでたいような歳でもないけど、ありがとう」と。

エピソードは尽きないものです…心より、お悔やみ申し上げます。

 

これからも、お世話になった方と別れる場面を迎え悲しむことも、多々あるでしょうが…

現実に目を背けず、取り組んで参ります。