とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

政治家の評価

火曜は秋の叙勲式もあり、一時停戦です。

 

「ルックイースト」のマハティール首相、経団連の今井元会長の他、参議院議長も務められた斎藤十朗先生が受章されました。

議会政治に31年超も貢献し、かつての参議院選挙制度改革では、非拘束名簿方式の導入を巡っての与野党対立の調停失敗を理由に、自ら辞任を選んだ御仁です。

 

度々総理の言い間違いでネタにされる「立法府の長」ですが…

斎藤先生のように「立法府の長」にしがみつくことなく、院=ハウスの運営を第一にと考える高潔な人物もいたことは、忘れて欲しくはないものです。

 

立法府の長」と言えば、現・大島衆議院議長は先の談話等、ハウスを第一に考えられたりと全く心配する要素なしですが…

いやいや、勇退される御仁をどうこう言ってはいけませんね。但し、来年も出ると言うなら話は別ですが。

 

それにしても、生きている政治家、特に現職の政治家の評価とは、中々難しいものです。

 

今日はある野党の政治家さんの評価に関して、政治的な立場の違う方と意見が分かれる場面がありました。

立場が変われば見える景色も変わるのは当たり前、意見を押し付ける気は毛頭ありません。

 

予め断りますが…私は与党寄りの人間ですが、与党にも嫌いな政治家がいますし、野党に好きな政治家もいます。

仕事は仕事で粛々とやりますが、内心では与党議員といって庇いはしませんし、野党を理由に批判もしません。

 

その上で、です。

 

沈むかもしれない船の上で、船長が必死な船員を顧みずに自分のことだけ考えていたら、周りはどう思うでしょうか。

「あの島に寄れ」「この島が良い」と、船長がミーハー根性で船を無駄に振り回したら、周りはどう思うでしょうか。

「もうダメだ」という中で船を守るために汗を流す船員・現船長を尻目に、元船長が真っ先に逃げ出したら…

 

固有名詞を書くのはどうかなと思い、ここでは比喩を使いましたが…

 

永田町は、義理と人情が市井以上に重視される世界です。義理と人情を大切にする人は愛されますし、逆に軽視する人の末路はお察しです。

そういう生き方、いつか報いが来るぞと思いはしますが…私は諌める身分にはありませんし、自分で気付くべき話では、と。

 

それにしても、一時停戦の日に政治色しかない日記を書いてしまいました。猛省ですね。

ともあれ、良い反面教師?にして、私は義理や人情を大事にして生きましょうか。