とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

カメラ目線

昨晩は、テレビから大雨警報、洪水警報の速報音が度々鳴りました。

都内では杉並区阿佐ヶ谷が浸水したという話も聞いています…友人知人ほか、皆々様に被害がないことを願っております。

 

あるアゴラの記事を読み、「カメラ目線」というものについて考えていました。


もう10年近く前、AKBが「神7」メンバーを中心に全盛期だった頃に、たまたま看板番組を見ていた際の話。
その「神7」のひとりがカメラに抜かれていることに気付かず、呆けていた表情というか、見方によってはムスッとした感じの顔をされていました。


途中で気付いてカメラに笑顔を急造していた様子を「プロ意識が足りない」と酷評する人もいれば、「カメラ目線ばかりではなく素を見せていて良い」「疲れがたまっているのでは」と評価する人もいました。
いずれにせよ、「会いに行ける」というハードルの低さがコンセプトである同グループでも、カメラを向けられる以上は油断してはならない、と思わされた一例です。


芸能界ならアピール第一、と言えますが、そうでない世界ではあまり「カメラ目線」を意識し過ぎるのも如何なものか、という話があります。
誰それと固有名詞は出しませんが、一般的に抗議/議論する際にポジショニング、カメラ映りや目線ばかり気にして、肝心の仕事にあまり身が入っていないのは宜しくないこと。


1回2回さておき、記事にまとめられてしまいましたが、恒常的にそれをやっている様は、少し恥ずかしいですね。
人材不足ゆえに後輩を指導する人がいないのであれば、秘書等のサポート職にその分カバー出来る人を招聘するとかフォローするの手立てはあると思うのですが…


「出る杭は打たれる」という言葉があります。
「才能ある人を嫉んで抑える/潰す」というのは駄目な話ですが、「でしゃばる人にブレーキをかける」という意味では必要ではないかと。


かくいう私も某所で仕事中、カメラに抜かれていることを少し期待して、平時より目線を意識していたこともありました。
当然仕事中なので手を抜いてはいませんでしたが、やましさがないとまでは言い切れません。人のふり見て何とやら、己の本分を忘れないようにしたいものです。