とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

和暦西暦のはなし

昨日日曜は、ある友人の誕生日でした。

 

競い合う関係であり、お互いに尖っていた時期もあれど、彼も私も今や事務仕事をこなす社会人になった辺り、社会に出る経験は貴重なものです。

「もう◯◯歳」と年齢、具体的な数字が出るとドキッとしますね。「若さとは心の有り様」とはいえ、数字のインパクトは大きいものです。

 

…ご縁、特に友情は大事にしたいものです。

 

年の話といえば、年号を巡って、

・免許証に和暦ではなく西暦を記載する件

・ご退位に関し新年号を発表するタイミングの件

について、色々議論があったりします。

 

前者については、公に近い仕事もあり私は和暦=平成◯◯年表記の方が親しみがありますが…大多数の方々は案外そうではないようで。

国際化のご時世に、免許証に日本在住の外国人に分かりづらい表記を使うなと言われると中々耳の痛い話です。

 

いち個人の意見としては、和暦は「大化」以来の固有文化という見方もあり、西暦との併記が落とし所と思うのですが…

キリスト教国家でもないわが国で何故西暦…とつい言いたくなりますが、大多数の国民が望むなら、仕方ないかもしれません。

 

前者についてはやや保守的な見方の私ですが、後者の件、いつ発表するかは逆に革新寄り?な考え方です。

平たく言えば、「先例に倣って即位時に新年号を発表するなんてとんでもない」ということ。

 

システム業界や印刷業界等、新年号がいったいどのタイミングかに決まるかで、生活に大きな影響を受ける国民がいます。

国民の仕事や社会の有り様が違った時代の伝統にこだわるのは…お気持ちは分かりますが、私は宜しくないと思います。

 

タイミングを迂闊に決定できない政治的な事情についても存じ上げていますが…後へ後へ、となっていくのも、好ましくありません。

悪しき前例を作れば安直な和暦廃止論者に対し攻める口実を与えてしまいます。そろそろ結論を出してほしいものです。

 

勿論、どちらの問題も異なる見方を全否定するつもりはありません。

私も私で、色々な意見や価値観を見たり聞いたりしながら、和暦をどう伝えていくかを考えていきたいと思います。