とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

バイアス

仕事の関係で「自由で公平な〜」という枕詞をよく見かけた一日でした。

この一週間、この枕詞と付き合わねばならないのは、果たして幸か不幸か。貴重な経験になりそうです。

 

公平と言えば…

たまに人の議論を側から眺めていると、「私は公平な見地(立場)から〜」と自らのたまう御仁をお見かけします。本当なら大した話です。

 

生きる限り、ヒトにせよ他の動物にせよ、経験を積み重ねて判断力を培うのだから、何かしらのバイアスは働きます。心が無色透明なのは、赤ん坊くらいなものです。

他己紹介で「あの人は公平だ」と言われるようにはなりたいものですが、自ら「私は公平だ」と言うようにはなりたくないものです。

 

そういえば、土曜に食事した旧友との会話の中で、認知バイアスが話題に上がりました。

人間が求める情報は単なる事実ではなく「自分の判断を正しいと認めてくれる」事実であり、利害関係や希望でその判断は歪められている…という話です。

 

例として、自動車のHPを閲覧したり、あるいは市井の評判を調べたりする人は、買う前よりも買った後の方が多い、というネタがあります。

自分の大金叩いた選択が間違ってなかった、という情報が欲しい故に、この行動に結びつく形になるんだと。

 

しかし、自分の欲しい情報だけ求めていたら近視眼的になるのは言わずもがな。時には、この認知バイアスに逆らって、厳しい現実から目を逸らさない強さがなくては。

特に今後、大切なものが増えていくなら、尚更都合よい情報だけ求めてはいけませんね。目を甘やかさないようにしましょう。

 

目が疲れたからPC閉じて帰ろうかな〜と思ったところ、昔の同僚から謎の助けてLINEが。

 

ggrks(グーグル使って調べろよ)と思いましたが、私もスマホを買った時にあれこれ設定について友人に頼ってしまった過去から、丁寧に対応してみました。

案の定、頼れそうだから依存する構えを見せ始めたので、この方の将来、特にネット社会でカモられないかが割と心配だったりします…

 

いやいや、昔の自分を思えば、他人のフリ見て何とやらですね。素直に猛省。