とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

判断力

木曜も情報が飛び交い、一部火に油を注がれた御仁もいた中、永田町では消費者契約法の改正が審議されていたのはご存知でしょうか。

 

悪徳事業者の手口が巧妙化していることに後手後手ながらも対応する…というのに加えて、

成人年齢を18歳に引き下げる民法改正があることから、この若年成人者のために保護を強める必要がありました。

キャンパスライフに浮かれていた18、19の頃の判断力を振り返れば、うむ、納得せざるを得ません(笑)

 

…とはいえ此度の改正案、やたら「社会生活上の経験」フレーズを使い、若年者保護を強調し過ぎた案になってしまいました。

悪徳事業者が若年者以上に高齢者を狙い撃ちにしているのは明らか。高齢者保護項目の追加修正がなされたのも然るべきかと。

 

純粋な事業者の活動まで萎縮しないか、というご懸念も分かりますが、バランスを考えるとやはり消費者が圧倒的弱者。

検討事項として積み残しとなった項目も、今後しっかり検討されるべきと思います。

 

逆に若年者こそ、判断力が強いフィールドもあります。

 

先日、われらが福井しあわせ元気国体…の次の2019茨城国体で、eスポーツとしてサッカーゲームウイニングイレブンウイイレ)が採用と聞いています。

 

経験で補える部分あれど、ゲームの要求する瞬時の判断力や感性などは若い方が有利。

若い頃にゲームに夢中になったからこそ、よく分かります(笑)

 

ゲーマーだったからこそ、昨今の「eスポーツの世界的ブームに乗り遅れるな!」という同調圧力に、現時点では懐疑的です。

若い内にのめり込むとゲームの上手下手が判断の尺度になってしまい価値観が狭まる、社会に出る前に身につけるべき教養が抜け落ちる…

 

昨日軽く依存症の話をしましたが、ただですら日本人はゲームに依存しやすい国民性。市場が大きいからといって、安易な後追いは禁物と考えます。

 

されど、障がいその他諸般の事情で、サッカーが出来なくなった高校生や青年が再びウイイレで夢を追いかける…というeスポーツなら、応援したいと思います。

依存や執着ではなく、夢や希望に満ちた話なら止める理由はなし…この方向性で日本にあった展開がなされれば、と。

 

最後に…

消費者契約法改正では、デート商法対策に恋愛感情等の悪用についての取消規定が追加されました。

 

私の対恋愛判断力で騙されることがなかったのは、偏に今まで惚れた女性、そして現在惚れている女性の人間性のおかげです。

巡り合わせに感謝すると共に、恩に報いることが出来るよう、より一層自己研鑽に励んで参ります。