とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

Cancer

昔から、「意味がわかると怖い話」シリーズが好きだったりします。

言わずもがなバッドエンドばかりですが、簡潔な文章に謎を上手く入れ込んだ作品には、アッと思わされることも多々あります。

 

特にオキニの話が『あなたキャンサーね』という占い師の話。主人公が調子に乗って占い師をバカにする辺りから、バッドエンドが予想できますが…

やはり、さり気ない「俺は水瓶座だっつーの!オーロラエクスキューション!」という、謎の聖闘士星矢推しが一番ツボにハマりました。

 

さて。

 

つい最近、2件ほど有名人のcancer=ガンの話がありました。

お2人とも、私と政治的立場は異なりますが、ガンとなる話は変わります。

 

立場の違いだけを以て、他人の不幸を喜びはしません。憎しみが昂じた一部の「ざまあみろ」という意見を見ると、逆に悲しくなります。

倫理的に論外である他、実利でもわが身に業が返ったときに向けられる目線を考えれば…若さ故の〜で許される内に考えてほしいものです。

 

ともあれ、旅立たれた片方の御仁に哀悼の意を表します。退院された他方の御仁も、続投か、勇退かのお話はさておき、まずはお休みになるべきかと。

誰が相手であっても、戦いは正々堂々、選挙や議会でなせば良いこと…弱味に付け入ることは邪道。それが政治ではないかな、と。

 

改めて思うのは、ヒトである限りは時間に限界があり、その生涯で成せることも限られていること。

気を食べて不老不死?という謎の方もたまにはいますが、私はごくごく平凡な人間なので人生60〜80年というところでしょうか。

 

GWの終わり頃に、友人の紹介で「orange」という青春アニメを見ました。キャラクター間の友情の素晴らしさを感じると共に、

「人生において後悔をしたくない、人生において後悔をさせたくない」と強く感じた作品でもあります。

 

私もいずれは30歳になる、やがて白髪も増え、肩も痛むようになり、いつかは背骨が曲がっていき、目を閉じる日が来る。

そのときに「ああ、私の人生何だったんだ」という後悔を味わいたくない。未来の家族がいるならば、味合わせたくもないな、と。

そのための自己研鑽、夢と理想の追求ですね…引き続き、頑張っていきます。

 

そんな事を考えながら帰宅すると、郵便受けにGW中に新宿で参加した献血の結果通知が来ていました。

少し、白血球数が多かったのはさておき…

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女優の友寄蓮(ともよせ・れん)さんは10代で白血病を発症し、1年以上闘病された方だそうです。

些か気恥ずかしさもありますが、面と向かってでなくとも、ありがとうと言われるのはやはり嬉しいですね。

 

「ありがとうを集める」というと某企業を彷彿とさせますが…

やはり大切な方々の笑顔や満足を守り、「◯◯さん、ありがとう」とひとつでも多くの感謝をいただけるよう、汗を掻くのがわが業界。裏方であっても、その意識は変わりません。

 

明日も波は高いでしょうが、めげずに前へ前へ向かっていきます。