集中することを「針の穴に糸を通すよう」とも表現しますが、今日は十数年振りに自ら針の穴に糸を通してみました。
いわゆるお裁縫です。私用で使うグローブの穴を縫っていました。
比喩表現になるだけあり、この針の穴に入りそうで入らないといういじらしさ?を十数年振りに実感。一回は入ったのにほんの拍子で抜けてしまったり。
ともかくも、この一心に針の穴を見つめ、黒糸を通すという思いひとつだったことが「集中」というものでしょう。
縫い物はプロに任せるというのも選択肢です。洋服のサイズ直しはやはりマジックミシンなどプロに任せた方が決まるものです。
かといって全くお裁縫が出来ないのも考えものです。小学校の家庭科の先生によく居残り補習させられましたし、たまにはやりましょうか。
集中といえば…
予算委の集中審議、所謂参考人招致が取りやめになったようです。
私は「◯◯するまで審議に応じない!」とか、代わりにどこかで一方的に官僚ヒアリングするやり方は、あまり好きではないのですが…
正直NHKの国会中継、カメラの前で鋭く議論、追及する方が国民にも分かりやすく、支持者にPRが出来ると思うのですが…
どうも、黒服でプラカードを持ったり、お役所に押し寄せていったり、そんなパフォーマンスばかりが先行してるように思えます。
センテンススプリング以降の、週刊誌上でやるようなネタをテレビが取り上げてしまう風潮も風潮ならば、それに乗っかる政治家も政治家というものです。
センテンススプリング当時は、私もこういったプロレス的な演出を歓迎してしまい、友人にたしなめられたものですが…永田町民になって、少しは成長したのかもしれません。
もちろん私は事務方として、永田町で働く政治人として「常会中は歳費分しっかり議論しろ」と思いますが、人の考え方は立ち位置によって変わるものです。
こうした演出を「しっかり仕事している」「いいぞ、もっとやれ」と評価する有権者もいるのかもしれませんね。
他者との温度差というのは、重要な要素です。いけいけどんどんな姿を、案外周りは冷ややかに見ているかもしれない。
仕事に限らない話です。プライベートもあれやこれや言って、相手とは温度差があるかもしれない。我が身振り返り思うことがあります。
なかなか当の本人が気付けないからこそ、常に頭の中には「温度差を気にする」考えを置いておきましょう。
とりあえず、寝てしまった(寝る=審議拒否)ものは仕方ないので、早く起き上がる(審議復帰)ことを願うばかりです。