とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

Halation

私がマクロスシリーズで好きな曲のひとつに、Δの「恋!ハレイション THE WAR」というのがあります。

当初「ハレイションって何?」位に思っていた私が、今や友人や取引先と「◯◯の名前/言葉を使うとハレーションが大きいな…」と会話をするのも、ひとつの縁かもしれません。

※曲名は「ハレイション」ですが、以下「ハレーション」に表記統一します。

 

最近読んでいるバトル系の某漫画でも「ハレーション・ゴースト」という、分身を使う強敵が出て来ました。退場も早かったのですが…

「ん?ハレーションって確か悪影響じゃなかったっけ」「悪影響だから不気味ってことか?」とふと気になってググりました。

 

ハレーションは文字通りハロー(halo)、所謂後光の影響。ざっくばらんに言えば光が強すぎて被写体の輪郭がぼやけたり、余計な像が出来たりする写真用語。

そうでなくとも、心理学や人事評価の関係を学んだ方なら「ハロー効果」という言葉でご存知かもしれません。

 

ゴーストも光源でない光が入る写真用語なので「ハレーション・ゴースト」というのは、写真用語を重ねて分身像を表現したもの、と。

たかが漫画、されど漫画…いやはや、ビジネス英語だけを学んで「ハレーション=悪影響」としていては気付けないものです。

 

そもそもの「ハレーション=悪影響」という話も影響が周囲に生じることが主であり、「悪」影響はあくまで副産物。

まあ「影響が生じる」という字面自体に、何かマイナスのニュアンスを感じるのは私だけではないはずです。

 

さてさて、ハレーションという英語にはマイナスのニュアンスがありますが、日本語のハレには快晴やお祭りなどの非日常、つまりプラスのニュアンスがあるわけです。

国の違いとはいえ、正反対のベクトルを向いている偶然は、なかなか面白いと思います。

 

この日記を「他人にハレーションを与える輩になってはいけない、気をつけて行く」で締めることも考えましたが、折角なので英語の話を。

※勿論、大切な人にハレーションを与えるのではなく、むしろハレーションから守ってみせるという気概は持っているつもりです。

 

「いつかは英語も自動翻訳が出来るから学ばなくて良い、今勉強してる奴は10年後に無駄だと後悔する」…ネットでたまにこんな意見が散見されますが、私には賛同できません。

 

言葉とは学び、話し、活かしてこそ真価を発揮するもの…いくら自動翻訳が出来ても、肝心の人間の思考が止まっていては衰退の一途。

言葉を通じて背景に眠るエピソードまで掘ってこそ言葉の真価。まだまだ新しい発見は眠っているから、引き続き学んで行きます。

 

ハレーション、というキーワードの光った1日でした。