とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

奇跡はそう起こらんから奇跡という

電撃解任に全ての話題を取られた1日でした。今日の参議院の先生方は、与野党共にしょんぼりかもしれません。

NHK国会中継にも速報テロップが入りましたが、まあサッカー日本代表という国民レベルの関心事ならば妥当だと思います。

 

合間に軽くヤフーやツイッターも見ましたが、日本サッカー協会(JFA)やハリルホジッチ批判のご意見が多いですね。

誰か=スケープゴートに不満をぶつけたいだけではなく、かくかくしかじかの理由で駄目だと書いているサッカーファンの方々もいらっしゃいました。勉強になります。

 

私見ですし、そもそも業界が全く違いますが…ついつい陥りがちな有名な監督を呼べば安心と考える傾向は、

たとえば技術音痴のお偉いさんがとりあえずでスパコンを買いたがるとか、或いは政治家先生が自分の勉強会にすぐ有名な有識者を呼びたがるとか…

所謂日本人ならではのミーハー志向なのかな?と思います。かく言う私も純日本人ですし、サッカーはド素人なので誰が良い/悪いとかは判断出来ない身ですが…

 

ともあれ、今言わねばならぬ言葉は怨嗟や侮蔑のそれではなく、数年働いてくれたことに対しての感謝ではないかと。

良くも悪くも、数年間刺激をいただいたことは間違いありません。本当にお疲れ様でした。

 

 

後任の方のお名前も、アトランタ五輪の「マイアミの奇跡」も存じ上げています。

昨今の状況を見ると、いくら五輪サッカーでもブラジルに日本が勝ったことがあるというのはなかなか信じてもらえそうにはないですからね(笑)

 

だからと言って、過度に「奇跡の再来へ!」と期待するのは、少し違うような気がします。

こうして監督を変えなければならなかった事情や、かのアトランタ五輪はもう20年以上前で競技自体が日々進化していることを考えれば、絶対に楽観視は出来ません。

 

これまた、漫画の引用になりますが、

 

「奇跡とは、偶然生まれるものじゃない。

すべからく、必然の中から時々ひょっこり顔をのぞかせるものだ。」

 

奇跡はひょっこり出てくるもの、だからこそ初めから当てにするものではない…というのは、スポーツに限らず万事に通じる考え方ではないかと思います。

私自身、過度に楽観して一縷の光に期待を寄せがちですが…初めから奇跡に全振りしてはならない。そのことは、ゆめゆめ忘れぬよう。

 

…さて。

最近は疲れのせいなのか、フラれる悪夢に悩まされがちなので、しっかり準備してからぐっすり寝ましょうか。

今晩の睡眠用のBGMは、些かベタですが波音にします。安全牌安全牌。