今日は季節の変わり目たる「節分」ですが、道端にはまだ雪が残っており、暦通りに春が来たとは言い難いですね。
また寒波が来るとか、来ないとか。天気予報もよくチェックしなければいけません。
節分といえば、恵方巻のシーズン。元は海苔巻の販促で何処かが始めたイベントが今やどこのスーパー、コンビニも恵方巻一色。
ハロウィンやイースターの押し売りとは違い、私も幼少期から「小僧寿しが食べられる日!」と馴染みが深いので、あまり嫌でもありません(笑)
どこで買うかは迷ったのですが、以前の日記(http://toarujimukata-s.hatenablog.jp/entry/2018/01/30/235001)でコンビニを応援する!と書いたばかりなので、有言実行、我が家もコンビニで買って来ました。
海鮮の方はなかなか美味でした。お値段が少々高めなのが唯一の欠点でしょうか。
神戸牛は何か横着をした感じがありましたが、お肉は流石、市井の方々には割と受けるのではないかと。
…で終わるなら、インスタでやれば良い話。
品揃えが素晴らしいことは構わないのですが、ふと心配になってしまうのがノルマやロスの話です。
以前の日記(http://toarujimukata-s.hatenablog.jp/entry/2018/01/25/215000)でも「たべのこし」という話で取り上げてみたネタですね。
コンビニやスーパーの売れ残りに限らず、郵便局の年賀状など、売れ残りを防ぐ内部の方々のノルマ消費というのがあります。
キツくのしかかるのは、やはり立場の弱いアルバイトの方々など。保険業界の「自爆契約」に似た理不尽さも感じるので、いつかなくすべき風習と思いますが、なかなか進みません。
それでも売れ残る品は出てくるのですが、バレンタインやハロウィンのお菓子と違い、節分の恵方巻やクリスマスケーキは日持ちしない。
翌日に半額で販売されもしますが、六菖十菊、時宜を逃すと消費者の目線は厳しく、売れ残りは避けられない。
pH調整剤や増粘剤の入った、工場で生産された食品であっても、やはり捨てられてしまうのはしのびないものです。一度は食べられるために作ったのだから。
余らせるくらいなら作るな、とも思うのですが、売れ残っても大量に作った方が少量を確実に捌くより儲かるという意見もあります。
これもまた、バランスの問題なのでしょうが…それが毎回とれないのに困る話ですね。
「今年はこれだけ売れたけど少し余ったし、来年は生産量を少し見直そう」となるか。
「今年はこんなに売れた、余りも出たが、来年はもっともっと売ってやる」となるか。
恵方巻が定着した以上、買い手側に「もう買うのはやめよう」とはもう言えません。むしろ、売り手側がこれからどう考えるのか、注目したいと思います。
折角の恵方巻のシーズンです。ノルマやロスを意識してやましい気持ちにならず、かぶりつきたいものです。今は私一人ですが、いずれは家族とも。
…なお、一部で見られる「夏秋冬の恵方巻」の販促は、流石にやり過ぎだと思います。
節分は確かに年4回ではありますが、長い年月で培った有り難みがなくなってしまい、春の恵方巻にも影響しかねません。
年1回だからこそ、良いものもあるのです。程々になさいませ。