最近はテレビドラマを、在宅をしていても録画で見る日々が続いています。
勉強や読書など、数時間のまとまった時間を取りたいのに、テレビドラマの放映時間に縛られるのは少し嫌、という理由です。我儘と見るか賢いと見るかは皆様次第。
いずれにせよ、優秀な録画装置に感謝するばかりです。技術進歩あって言える生意気とは、文系人間でも自覚しております。
それにしても、「相棒」「BG」「もみ消して冬」「99.9」など、この冬もなかなか面白いドラマが続いてます。
特に気になるのは、日曜の「トドメの接吻」と深夜帯の「リピート」。ドラマ自体を楽しむのもありますが、もし自分の人生で「やり直し」が許されるなら、どうなっていたのかと考えるのも楽しいのです。
勿論、現実はそうは行かないからこそ、テレビドラマに負けない面白さがある。失敗から目を逸らさずに、現実と向き合っていきます。
さて、今日も「ひとこと」で自分の足場を崩壊させてしまった方が居ました。いくら私が与党寄りな考えといっても、かの方は擁護の仕様がありません。
ネット上には「野党だって…」と擁護する方々もいらっしゃいます。ですが、与党というのは野党以上に模範たれ、大きく構えて然るべき…流石に納得できるご意見はなかったですね。
「面白いことを言おう」「ここでガツンと俺が言ってやろう」と前へ前へ出ようとする心中は分からなくもないのです。
ただ、それは「無理をしない」「己の力量を弁えて」「最低限のラインを下回らない」というベースがあってからやるべきこと。
自分の倍以上生きている方をあれこれと論じるのも僭越ですが…少し、見誤っていたのだろうかと思います。
かく言う私自身、たった「ひとこと」で大切なものを失ったことは、お恥ずかしながら何度もあります。
崩れ落ちた関係は、相手の優しさから奇跡的にやり直せたこともあれば、残念ながら永遠の別れとなったこともあります。
人生に「やり直し」が効くならば、あの頃に、あの瞬間に戻りたいと、後から何度も願ったものです。勿論、現実の世界にセーブ機能などありはしません。
だからこそ、此度の件は他人事で流さず真摯に受け止めたいと思います。
私も大切な方、失いたくない方、笑顔を守りたい方々がいます。その方々の想いに応える生き方を、これからもしなければならない。
たった「ひとこと」は笑顔を作る魔法にも、人を永遠に苦しめる呪詛にもなる…己の心に深く刻み込んで、明日からも生きてゆきます。