とある事務方の備忘録

いち事務方の「私はこう考える」ブログ

Black

昨日は「ブラック企業」「ブラックバイト」に続き、「ブラック部活動」という言葉について調べていました。

 

部活動の負担が教員、特に中学校教員に大きくのしかかる、事実他国に比して非常に大きいという面はよく注目されていますが、私はむしろ生徒側の問題が気になっています。

部活動をやめられない厄介な事情は私の中学時代にも散見されましたが…今なお続いている上に、地域限定の現象ではないようです。

 

自発的、自主的にやるべき部活に、半強制的に入らなければならないことは良いのか。途中でやめれば内申点に響くと気にしてずるずる続けることは、本当に生徒のためになるのか。

多少強制力がないと、中学生の段階で全員がGHQ(Go Home Quickly)こと帰宅部に入ってしまうのでは、という話もありますが、中学校入りたての生徒はそこまで怠惰ではないでしょう。

 

部活動否定論者かと勘違いされそうですが、部活動自体の意義は理解しています。

・クラスと違った集団行動、上下関係を学ぶ場になる

・各人がスポーツ、文化活動を始めるキッカケになる

・運動部は健康長寿社会の実現、文化部は人間性教育に資する

などなど。大きなプラス面は維持拡大されるべきと考えています。

 

ゆとり教育センター試験廃止、昨年の騒動など話題とOB人材に事欠かない文科省が、部活動を巡る問題にどう答えを出すのか。

何もしないということはない、と信じています。